米「ランナウェイ・ブライド」、元婚約者と法廷で争いへ。

2006/10/13 12:33 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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いやあ、昨年4月の逃亡劇から早1年半。普通だったらとっくに忘れ去られているハズのジョージア州アトランタの「ランナウェイ・ブライド」こと、ジェニファー・ウィルバンクスさんが、またまたニュースになっちゃいましたよ。そんなに人々の好奇心をそそる「なにか」があるのでしょうか、彼女の存在ってのは(笑)? なにはともあれ、彼女のことはここNarinari.comでも何度となく話題にしておりますから、すっかりお馴染みかと。

さてそのウィルバンクスさんのことを最後にお伝えしたのは今年5月の「米『ランナウェイ・ブライド』、婚約者と破局」というコラムでした。結婚式直前に行方不明となり、捜索活動が全国レベルにまで広がる中、3日後ニュー・メキシコ州で発見された彼女。警察に保護された直後、ただ目前の結婚生活に怖くなって逃げ出したのに、自分の失踪を取り巻く騒ぎの大きさに驚いて、思わず「誘拐された」と狂言を打ってしまいます。これがバレた時、「悲劇のヒロイン」から一転して「言動のアブないお騒がせ人物」と変貌してしまった彼女。これをメディアが放っておくハズもなく、ウィルバンクスさんはさらに有名人になってしまったのでした。もちろん警察に対する虚偽の証言については、起訴されて有罪判決を受けるというオマケ付きです。

そして事件後1年近くも彼女に寄り添い続けた婚約者のジョン・メイソンさんですが、結果的には破局。しかもこの別れは友好的に、とはいかなかったらしく、結婚式の引き出物や、結婚後の生活に向けて買い揃えていた家具などの備品を誰が所有するのか、法廷で争うまでになっていたそう。

さらに今回のニュースによると、彼女の経験を書籍として出版する権利、いわゆる「ブック・ディール」と呼ばれる、出版社との契約についても、ウィルバンクスさんはメイソンさんを訴えたという事実が。出版社との契約金は500,000ドル(日本円にして約5,950万円)とのことだったのですが、彼女の言い分では婚約者がその半分を自分の懐に入れてしまったそうです。法廷に提出された請求では、ウィルバンクスさんは半分の契約金の返却、そして同額の損害賠償をメイソンさんに求めています。うーむ、以前は愛し合っていた2人だというのに、お金が原因で争う結果になろうとは……。なんだかどんどん暗転ですね(汗)。

果たしてこの裁判、どっちの言い分が通るでしょうか?

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