ヤフーのSNS「Yahoo! 360°」が名称変更、「Yahoo! Days」に。

2006/08/01 06:06 Written by コ○助

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ソーシャルネットワークサービス(以下SNS)の「mixi」や「GREE」が日本に誕生してから2年余。たくさんの事業者がSNSに参入する中でも動きを見せなかったヤフーが、この分野に参入したのは今年2月28日のことだったなり。完全招待制として始まったβ版のサービス名は「Yahoo! 360°」。昨年の3月29日からアメリカのYahoo!が始めていたSNSと同じ名前を冠していたなりが、これはあくまでも仮の名前で、日本でのサービスは公募によって正式名称を決めるというカタチをとったなりよ。

当初は5月頃をめどに、完全招待制からYahoo!プレミアム会員やYahoo! BB会員は招待不要という間口の広いSNSに切り替え、同じ頃に正式名称を発表するはずだったなりが、気が付けば6月、7月と時間だけが経過。コ○助もユーザーの一人として、「名称変更はどうなったのやら」と思っていたなりが、ようやく7月31日に正式名称が発表され、同日から新名称に移行したなりよ。発表された新名称は「Yahoo! Days」。「Yahoo! 360°」の名前にすっかり慣れてしまったのでまだ違和感はあるなりが、そう悪いネーミングではなさそうなりね。

正式名称の公募には約5万点もの候補が集まったようで、「Yahoo! Days」を考えた人は11人いたそう。実際に応募作が採用された人には賞金100万円が贈られることは予めアナウンスされていたなりが、この賞金は11人で分け合うのかと思いきや、1人に100万円が贈られるのみのようなりよ。残りの10人は「Yahoo! Days」の名称を思い付いたのに、賞金がもらえないのはちょっと理不尽な気もするなりが……。

ちなみに、サービス面は5月にコミュニティ機能が追加されてからは、大きな変更はなし。従来通り、日記、プロフィール、足あと、メッセージの送受信、プロフィール、吹き出しによるひとこと機能などを備えているなりが、残念ながら「Yahoo! Daysでなければならない」という、ユーザーの「中毒性」を喚起するようなオリジナルの機能に乏しい状態は、あまり改善されていないなりよ。

コミュニティ機能の追加によって、運営側が盛り上げに一役買うオフィシャルコミュニティもいくつか誕生しているなりが、もともと過疎化しているサービス内のコミュニティだけに、参加人数が少ないのがやや悲しいところ。参考までに、8月1日時点のいくつかのオフィシャルコミュニティ参加人数をまとめておくなりね。

[Yahoo! Days オフィシャルコミュニティ参加人数の例]
桜塚やっくん 44人
成宮寛貴 115人
木村佳乃 46人
全日本プロレスについて語ろう 83人
CAとお呼びっ! 46人
真夏のミステリー特集 恐怖コミュニティ 94人
映画『GOAL!』公式コミュニティ 45人

これがどれくらいの数なのか分かりにくいかもしれないので、参考までに、mixiで運営されている該当コミュニティの参加人数がどの程度なのかも見ておくと。

桜塚やっくん 11202人
成宮寛貴★LOVE 3168人
木村佳乃 966人
全日本プロレス 580人
CAとお呼びっ! 167人
GOAL! 519人
※「真夏のミステリー特集 恐怖コミュニティ」は対比できるコミュニティが発見できず。

といった具合に、参加人数の違いが一目瞭然。コミュニティ機能は不特定多数の人たちと情報交換をしたり、他愛のない話ができるのがミソなりが、参加人数が多いのと少ないのとでは、多いに超したことがないのは当然なりよね。そういう意味では「mixiが楽しい」と中毒になる人が多いのも頷けるところなり。

一貫して「mixiとは異なる方向性を目指す」という姿勢を打ち出しているヤフーなりが、現状、提供しているサービスからはその方向性が見えないなりよ。「Yahoo! Days」への名称変更とともに、今後は正式サービスとして本腰を入れていくのだろうし、どのように魅力的なサービスを創出していくのか、注目しておきたいなりね。

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