「嫌われ松子の一生」を連続ドラマ化、主演は内山理名に。

2006/06/29 14:34 Written by コ○助

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120万部のベストセラーとなった山田宗樹の同名小説を原作に、「下妻物語」などのヒット作で知られる中島哲也監督がメガホンを執った映画「嫌われ松子の一生」。ソープ嬢を演じた中谷美紀をはじめとする個性的な俳優陣と、ある事件をきっかけに転がるように落ちていく女性を描くという濃い内容、そして大ヒットした「下妻物語」以来の新作といった諸々の要素が重なり、今春の邦画界の話題をさらったなりよね。かつて浴衣姿の豊川悦司と山崎努が超スローモーションで卓球をする映像が強烈なインパクトだった「サッポロ生 黒ラベル『温泉卓球』篇」や、SMAPが出演する「NTT東日本フレッツ『ガッチャマン』篇」など、CMの世界で魅力を放ち続けてきた中島哲也監督の独特の映像感覚は、「嫌われ松子の一生」の中でもしっかりと息づいていたなり。

まだ上映している映画館もあるので最終確定ではないなりが、「嫌われ松子の一生」は公開規模が大きくないにも関わらず、興行収入が11億円を超えるヒットを記録。作品の評判も上々で、例えばYahoo! ムービーでは約450件の評価データの集計が5点満点中4点と、なかなか高い数字を弾き出しているなりよ。「下妻物語」の中島哲也監督のイメージで見るとかなり印象が異なるため、そのあたりで「期待外れ」との評価をする人もいるなりが、作品の内容的には満足した人が多いようなり。

そんな「嫌われ松子の一生」が、今年10月から放送される「秋ドラマ」で連続ドラマ化(TBS系)されることになったなりよ。際どいセリフがてんこ盛り、何よりも主人公が転落していく設定などが連続ドラマに適した題材なのかは微妙なところなりが、そのあたりについては貴島誠一郎プロデューサーも「悲惨になりすぎないように。不器用で、恋しては裏切られ、恋しては裏切られという松子の突っ込みどころ満載の生き方を楽しんで見てもらいたい」(スポーツニッポンより)と、あくまでも楽しめる作品を心がけているようなので、あまり心配することはないなりか。

主演に起用されるのは内山理名。昨年10月から放送されたフジテレビ系の「大奥〜華の乱〜」では主演抜てきに見事に応えたなりが、それ以来の主演作となるなりね。貴島誠一郎プロデューサーは内山理名を選んだ理由を「スキャンダルもないし清そなイメージだからこそ、新任教師の転落していく姿を描くのには適役」(スポーツニッポンより)と説明しているなり。少し意外な人選……という気もしたなりが、確かに凝り固まったイメージが特にない分、どんどん転落していく様が余計にリアルに感じるかも。

現在はまだキャスト選定中の段階で、共演者は要潤が決まっているのみ。内山理名と要潤のツートップではやや弱いなりが、そこは毎回豪華ゲスト俳優が登場することでカバーしていくようなり。今年の「秋ドラマ」では「Dr.コトー診療所 2006」と並ぶ目玉作品になりそうな「嫌われ松子の一生」。皆さんもぜひご注目くださいませ。

☆現在までに判明している2006年「秋ドラマ!」
[記号の説明]◎…確定、○…ほぼ確定、△…噂アリ、▲…憶測、×…ガセ
◎木曜22時 「Dr.コトー診療所 2006」(主演:吉岡秀隆)フジテレビ系
◎日時未定 「セーラー服と機関銃」(主演:長澤まさみ)TBS系
◎日時未定 「嫌われ松子の一生」(主演:内山理名)TBS系
×木曜22時 「タイトル未定」(蛯原友里、山田優、押切もえ出演説←ゲンダイ)フジテレビ系

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