「セーラー服と機関銃」の連ドラ化が決定、主演は長澤まさみに。

2006/06/22 12:20 Written by コ○助

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80年代を生きた世代にとって、薬師丸ひろ子と聞いて思い浮かぶのは「セーラー服と機関銃」。そして「セーラー服と機関銃」と言えば「カ・イ・カ・ン」の名セリフをすぐに連想するものなりが、最近の若い人にしてみれば、何の話かサッパリ分からない、遠い昔の話に聞こえるかもしれないなりね。コ○助は映画公開当時(1981年)はまだ5歳なので微妙なラインではあるなりが、それでもテレビやビデオで観る機会は何度かあったので、やはり「薬師丸ひろ子=セーラー服と機関銃」のイメージが刷り込まれているなりよ。

「セーラー服と機関銃」は赤川次郎の原作を角川書店が映画化した、いわゆる「角川映画」の代表作のひとつ。父を事故でなくして孤独となった女子高生・星泉(薬師丸ひろ子)が、遠縁のヤクザの組を継ぐことになり、対立するヤクザと抗争を繰り広げる……という、「女子高生ヤクザ」の設定が当時は斬新だった作品なりよ。星泉が機関銃をぶっ放し、最後に口を突いて出る「カ・イ・カ・ン」のセリフが、「セーラー服と機関銃」の代名詞として語られることになったなりね。

映画公開の翌年には原田知世の主演で連続ドラマ化(フジテレビ系)もされているなりが、それから四半世紀の時を経て、再び連続ドラマとなって蘇ることがTBSから発表されたなりよ。主演には連続ドラマ初主演となる長澤まさみを起用。起用の理由をTBSの伊與田英徳プロデューサーは「長澤さんが持っているテンション、パワーを何で表現すればいいのか考えたときに『セーラー服―』が思いついた。大ヒット作だけに手を出しにくいと思われがちだけど、長澤さんだったら映画を超えられる」(スポーツ報知より)と説明しているなり。

共演には堤真一、緒形拳、中野英雄、本田博太郎、田口浩正らベテラン勢に、中尾明慶などの若手を織り交ぜた多彩な顔ぶれが集う予定。放送は10月の「秋ドラマ」とまだ先なりが、7月には早くもクランクイン、通常の連続ドラマよりも時間をかけて、丁寧に作り込むようなり。薬師丸ひろ子のオリジナル版が偉大なだけに、今回のドラマ版がどの程度映画版に迫り、追い抜くことができるかがポイントになりそうなりが、そのあたりは制作サイドも十分に注意を払っているようなので、不安に感じなくて良さそうなりよ。

25年も前の作品なので、実際にドラマ版のメインターゲットとなる視聴者層は映画版を観たことがない人も多いはず。純粋な新作ドラマとして見ても違和感がない出来になると期待したいなりね。

☆現在までに判明している2006年「秋ドラマ!」
[記号の説明]◎…確定、○…ほぼ確定、△…噂アリ、▲…憶測、×…ガセ
◎木曜22時 「Dr.コトー診療所 2006」(主演:吉岡秀隆)フジテレビ系
◎日時未定 「セーラー服と機関銃」(主演:長澤まさみ)TBS系
×木曜22時 「タイトル未定」(蛯原友里、山田優、押切もえ出演説←ゲンダイ)フジテレビ系

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