ボーダフォンを買収したソフトバンクのサービスに何を望む?

2006/03/30 14:24 Written by コ○助

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1兆7500億円という途方もない金額でソフトバンクとヤフーがボーダフォン買収を発表したのは3月17日のこと。かねてから憶測は飛んでいたので買収そのものは意外と冷静に受け止められているなりが、ブランド名の変更などに不安を感じているボーダフォンユーザーは少なくないなりよね。また、これまでのソフトバンクのサービスに否定的なイメージを抱くユーザーからは、早くも番号ポータビリティでほかのキャリアに移動するとの声もチラホラと聞こえてくるなり。全体的には低迷するボーダフォンがリニューアルされることをを肯定的に捉えているユーザーが多いようなりが、そうした否定的な声も決して無視はできないなりよ。

現在ボーダフォンのユーザーは1500万ほどいるなりが、ソフトバンクに対してどのような希望や不満を抱いているのかは気になるところ。ボーダフォンのユーザーに限定しているわけではないなりが、ITmediaが携帯電話に興味・関心があるであろう読者に対してアンケート調査を行っているので、その中身を簡単に見ておくことにするなりね。

・ソフトバンクに「大いに期待する」「まあ期待する」を合計すると78.6%に。
・「ソフトバンクへの希望」1位は「より安価な通話/通信料金」、2位は「魅力的な新端末」。
・「ソフトバンクへの懸念」1位は「ユーザーサポートの悪化」、2位は「強引な勧誘」。
・選択肢にはない回答で最も多かった懸念は「情報漏洩」。
・ブランド名に「BB・Softbank・Yahoo!」が入ることに拒否感を抱くユーザーが多い。

ということで、料金や端末といったキャリアの評価に最も影響を及ぼすポイントに対する期待は高いなりね。このあたりは最近のボーダフォンが常に後手後手に回っていたので、ユーザーが大きな不満として抱えていたところ。ソフトバンクもこの2つのポイントに関しては意欲的に取り組む方針のようだし、ユーザーの期待に応えるだけのサービスを提供してくれそうなりよ。

懸念の部分では、やはりサポートや勧誘の評判が芳しくない「Yahoo! BB」のイメージをそのまま引きずっている感じ。ソフトバンクの孫正義社長は携帯電話事業では「Yahoo! BB」のような営業は行わないと明言しているので、街頭で契約を迫るような「Yahoo! BB」スタイルはないと思うなりが、サポートの部分は確かに不安が残るところなりか。

面白いのはソフトバンクに期待を寄せながらも、ブランド名に「BB・Softbank・Yahoo!」が入るのは嫌だという人が多いこと。ソフトバンクやYahoo!のブランドとしての人気がそう高くないことを如実に表しているとも言えるなり。でも、これまでのソフトバンクのサービスを見る限りでは、何かしらソフトバンクらしい要素がブランド名に取り込まれるような気もするなりが……。そう遠くないうちに発表されるであろう新ブランド名がどのようになるのか楽しみでもあり、不安でもあり(笑)。

皆さんはソフトバンクに期待することや懸念していること、何かあるなりか?

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