アメリカから「迷子」でフランスに渡った猫、無事家族の元に。

2005/12/07 11:51 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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一ヶ月ほど前 narinari.com でもお伝えした、このニュースを覚えていらっしゃいますか? アメリカはウィスコンシン州アップルトンから迷子になり、1ヶ月近く経ってからなんと海を超えたヨーロッパで発見された、猫のお話です。

自宅近くの倉庫街に迷い込み、フランス行きの貨物に一緒に積み込まれてしまった「エミリー」。そのまま船に乗せられ3週間近くの海の旅を経て、無事発見されたというニュースを聞いた時は、なんだからファンタジー小説を読んでいる気分になりましたねぇ。

エミリーには幸い、彼女が通っている獣医の連絡先が書かれた首輪が付けられており、それを頼りに飼い主のマケルヒニーさん一家に連絡が行ったそうです。これには驚いたでしょうが、大切な家族の一員の消息が判って嬉しかったに違いありませんね。

しかし喜びもつかの間、今度はフランスまでペットを引き取りに行かねばならなくなってしまった彼ら。

「旅費が……」

と呆然としてしまったそう。しかしラッキーなことにこのニュースを聞いた米コンチネンタル航空会社が、エミリー「帰国」のお手伝いを名乗り出てくれたのです。フランスからの出国に必要な検疫期間を終えた先日、係員に付き添われて無事家族の元に戻ることが出来ました。しかもエミリー、なんとビジネスクラスで空の旅を楽しんだとかで、行きとはうって変わって贅沢・リラックス三昧ですよ(笑)。

ちなみにエミリーちゃん、フランスでも随分手厚くお世話をしてもらったらしく、マケルヒニーさんによると「ちょっと太って帰ってきたかも」だそう。フランス製のキャットフードが、いたくお気に入りだったらしいですね。

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