行方不明の飼い猫、海を越えて発見される。

2005/10/30 13:51 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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大切に飼っているペットがある日突然、行方不明に……。飼い主にとってはとてもショックなことですよね。

今ウォール家にいるのは水槽に入った熱帯魚だけなので、まぁ迷子になることはないですが、それでも子供の頃には実家で猫を飼っていたことがあります。姉が拾ってきて、父が名付け親となった「チビ」です。そしてある冬の朝、まだ仔猫だったチビが行方不明に……。姉2人と私で必死になって探しましたが、その日は見付からず。翌日も見付からず。でも3日目に家から10分ほど離れたお宅にお世話になっていることが判明し、無事帰宅しました。この時は本当にホッとしましたっけねぇ。

ちなみにこの時の迷子事件でホトホト疲れたのか、それ以来チビはあまり遠出をすることなく家の中でヌクヌクと生活するようになり、あっという間に7キロほどの巨体猫に成長。オスなのに妊婦猫と間違えられるほどどっぷりと肥えてしまいました。名前はチビから改名することもなく、そのままだったので、なんともギャップのあるキャラクターだったですねぇ。

何はともあれ今回CNNに載っていたニュースも、ウィスコンシン州のアップルトンという町で迷子になった猫が無事に見付かったという話。しかもこの猫「エミリー」、一ヶ月も行方不明だったとかで、飼い主のマケルヒニーさん一家はそれこそ必死に近所中を探し回っていたそうなのです。

それでも手がかりが見付からず家族全員があきらめかけていたところ、ある日突然電話が。なんとエミリーが海を越えたフランスで発見されたというのです。なんでもウィスコンシンの家の近くにある倉庫に迷い込んだエミリーは、貨物にまぎれてフランス行きの船に積み込まれてしまったのだとか。3週間ほど旅路、どうやって食べ物を調達したのかはわかりませんが生き延びたこの猫は、フランスのドイツ国境ナンシーに到着後、コンテナの中から「ニャー?」と顔をだしたのです。

首輪に付いていた獣医の連絡先に問い合わせ、そこから飼い主が無事見付かったエミリー。今度はフランスからアメリカまで帰ってくることになるのですが、問題は検疫等の手続き。それから誰かが猫を迎えに行かなければならず、そうなるとマケルヒニーさんの家族が誰かフランスまで行かなければなりません。

「動物愛護協会から引き取った時もお金がかかったけど、さらに出費がかさむわ」

とため息をついているんだとか。

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