シャープに聞く、ウィルコムのスマートフォン「W-ZERO3」の素性。

2005/11/06 05:02 Written by コ○助

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10月20日の発表以来、携帯電話・PHSマニアのみならず、過去にPDAに熱狂した層をも取り込んで熱いムーブメントを起こしているウィルコムのスマートフォン型端末「W-ZERO3」。年末年始のパソコン誌やデジタル情報誌の話題を一手にさらって行きそうな、大ヒットの予感がする端末なりが、まだ正確な発売時期、価格などが明らかにされていないにも関わらず、コ○助の周囲では買う気満々の人たちがゴロゴロといるなりよ(笑)。ウィルコムは「2005年度中の出荷台数の目安として10万台」との目標を立てているので、発売開始当初はそれほど潤沢には出荷されない様子。「W-ZERO3」を欲するすべてのユーザーが、年内に手に入れるのは至難の業となるかもしれないなりね。コ○助も争奪戦に参戦し、負けないように頑張らなければ。

ウィルコムにとっても、携帯電話・PHS市場にとっても、さらにはモバイル機器市場という大きなくくりにとっても、久しぶりの大型商品となりそうな「W-ZERO3」なりが、開発元のシャープがASCII24の取材に応え、そのコンセプトや魅力について語っているなりよ。興味深い内容だったので、少し見ておくことにするなりね。

「商品企画という意味では、ザウルスでのノウハウを中心としながら、通信機器という観点で必要な人材を確保し進めてきました」
「W-ZERO3は当初から大画面液晶とキーボードありきだったんですよ」
「確かにテンキーを支持する意見もあったのですが、W-ZERO3の商品性はウェブサイトがきっちり見られるところや、パソコンのメールをやり取りできるところにあるので、フルキーボードのほうが操作しやすいという結論になりました。このあたりは実際、ザウルスで検証してきた領域なので確信があります」
「例えば、キーボードを開いた状態で、画面表示が横方向に自動的に切り換わる。これはいいですよね」

やはり開発を担当したのがシャープということで、これまでのザウルスで培ってきた技術やPDAに対する考え方が、見事に「W-ZERO3」に活かされているようなりよ。いかに魅力的に見える端末でも、仮にこれまでPDAの開発経験が無いようなメーカーのものだったら一抹の不安が残るなりが、シャープなら安心して使えそうな雰囲気がそこかしこと漂っているなりよね。キーボードの配列や、キーボードを開いたときの画面遷移、充電と同時に使用する際の使い勝手など、細かい点まで検証が行われているのは、さすがシャープといった感じなり。

「W-ZERO3」の価格は「5万円を切る」ことは発表会の席で明かされているため、店頭に並ぶ際には恐らく4万円台後半という見方が強いなり。PHS端末として考えれば高額な部類に入るものの、「Windows Mobile 5.0搭載PDA+PHS」のスタイルで、しかも多機能であることを考えれば、コストパフォーマンスはかなり高そうなりよね。これだけ前評判が高い端末は珍しいだけに、争奪戦を勝てる自信が全く無いなり(笑)。

あぁ、早く欲しいなり……。ウズウズ……。

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