ドン・キホーテの「ハーフパイプ」建設で周辺住民と対立。

2005/10/25 19:01 Written by コ○助

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先日、ドン・キホーテ六本木店の屋上に日本初登場となる「ハーフパイプ」の建設が進められているとの話題をお伝えしたなりが、この「ハーフパイプ」を巡って、周辺住民との間で摩擦が起きているというなりよ。ビルの屋上に絶叫系のアトラクションが建設される点、六本木店は午前7時まで営業している点などを考えたら、周辺住民から反対意見が出ることはある程度予測ができたことではあるなりが、12月下旬の正式オープンの計画に影響を与える可能性も出てきたなりね。

スポーツニッポンによると、「ハーフパイプ」の建設に対して六本木商店街振興組合や六本木町会などの近隣町会が猛反対。「騒音や振動問題や、犯罪の誘発、安全性」などを問題視し、港区議会に建設中止を求めた請願書を提出したというなり。ただし、ドン・キホーテ側は法的には問題がない上に、「騒音はなく、安全性も確認済み」と主張。計画通り、12下旬の正式オープンに向けて準備を進めているなりよ。また、港区側も「法的に建設は認められており、中止させることはできない」との見解で、今のところ建設はやむなしとの流れが強いようなり。

ちなみに、この手の遊戯施設の騒音を巡って周辺住民と運営会社が対立した例としては、最近だと2003年に「LaQua(ラクーア)」(旧後楽園ゆうえんち)の目玉施設として登場した、「観覧車の真ん中を突き抜けて走るジェットコースター」こと「サンダードルフィン」の騒音問題が有名なり。最高時速約130キロ、約80mの高さから約80度の角度で落ちる「サンダードルフィン」の騒音が環境基準値を超えるとして、周辺住民が東京都公害審査会に調停を申請する事態に発展。「うるさくて窓も開けられない」との苦情も殺到したことから、「LaQua」側も「ハイパーコースター」の車輪を軟らかいものに換えたり、ブレーキ部品を交換するなどの措置を取って開業にこぎつけたなりよ。ただ、周辺住民が問題視していた「観客の絶叫」による騒音に関しては特に対策は練られなかった様子。法的には問題ないと営業を開始した「LaQua」と、従来以上の騒音は許容できないと反発する周辺住民。いずれの言い分も理解できるだけに、落としどころが難しい事例だったと言えるなり。

ドン・キホーテ六本木店の周辺は繁華街のど真ん中ながら、少し裏に入るとマンションが建ち並んでいるほか、飲食店、病院、宿泊施設などが点在しているなりね。場所柄、雰囲気を重んじる店も少なくないことから、騒音を心配して周辺から反発が起きるのは当然ではあるなりよ。法的に問題がない以上、ドン・キホーテには建設を進めることは問題ないなりが、周辺に配慮した営業時間にするなど、何らかの折衷案は出せるはず。周辺住民と共存していくためにも、上手い落としどころを見つけて欲しいものなり。

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