NTTドコモ、LG電子とFOMA端末の共同開発で合意。

2005/06/13 20:52 Written by コ○助

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先日、6年ぶりに三洋電機がNTTドコモ向けに端末供給を再開することが判明。端末ラインアップが充実の一途をたどるFOMAなりが、今度は韓国のLG電子が端末を供給することが正式発表されたなりよ。NTTドコモはFOMAの端末開発においては、国内のメーカーに止まらず、海外のメーカーとも共同開発を進めていくとの方針を明らかにしていたなりが、それがカタチとなって徐々にユーザーの目の前に現れてきているなりね。

LG電子の携帯電話と聞いても、日本ではあまりピンと来ない人も多いかもしれないなりが、世界的に見ればかなり大きなシェアを誇るメーカーで、2004年の端末出荷台数はノキア、モトローラ、サムスン、シーメンスに続く5位。特に第3世代携帯電話(3G)に強く、ヨーロッパにおけるW-CDMA端末(FOMAと同じ方式)のシェアは25.5%(2005年第1四半期)で1位となっているほか、2005年中に、世界のW-CDMA市場向けに20機種以上投入する計画を立てているなど、今ノリノリのメーカーでもあるなりね。ちなみに、ヨーロッパと並んで巨大市場である北米においても、CDMA(auと同じ方式)市場で2年連続トップシェアを誇り、サムスンやノキアを凌駕する勢いを見せているなりよ。

世界中でLG電子の端末が人気を集めているのは、単に端末供給先が多いということ以外にも、先進的な機能や一風変わった機能を積極的に搭載し、デザインにも凝った端末が多いということも理由のひとつ。例えば、今年5月に韓国市場向けに発表された新機種には500万画素のカメラを搭載した端末や、360度液晶ディスプレイが回転する端末、世界で初めて飲酒測定センサーを搭載した端末、256MBのメモリを内蔵したMP3再生機能付き端末、ゲーム機能を強化した携帯ゲーム機のような端末などなど、日本にそのまま持ち込んで売れる……というデザインや機能では無いなりが、常に新しい機能を搭載しようという「攻め」の姿勢は感じ取れるなりよ。日本の携帯電話市場に新風を送り込む存在になることは間違い無さそう。

実際にNTTドコモと共同開発する端末がどのような仕様になるのかはまだ明らかにされていないなりが、基本的には「W-CDMA方式とGSM/GPRS方式のデュアル端末」「iモード対応」「テレビ電話対応」ということで、モトローラの「M1000」(今夏発売予定)のような企画端末ではなく、通常のラインアップとして加わる可能性が高そうなりね。ハイエンド(90xシリーズ)か、ローエンド(70xシリーズ)かも、現在のところは決定していないというなり。

FOMAへの端末供給メーカーはNEC、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、シャープ、ソニー・エリクソン、三菱電機、富士通、モトローラ、三洋電機、ノキア(2005年下半期登場予定)、そしてLG電子が加わって計10社。ナンバーポータビリティの開始を前に、NTTドコモの攻勢がジワジワと始まっているなり。それにしても、端末供給メーカーの名前を眺めるだけでも、豪華なりねぇ……。

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