三洋電機、6年ぶりにNTTドコモに端末を供給。

2005/06/03 12:13 Written by コ○助

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auやボーダフォン、ツーカー向けに端末を供給、ほかの端末メーカーに先駆けてFMチューナーや骨伝導スピーカー「SonicSpeaker」を搭載するなど、新しい技術を採用した端末を積極的に投入し続けている三洋電機なりが、6年ぶりにNTTドコモ向けに端末供給を再開することが具体的な話として出てきたなり。FOMAのサービスがスタートした頃から、ずっと端末供給復活の噂はあったなりが、いよいよ年内にも三洋電機製のFOMA端末が登場することになりそうなりよ。

6月3日付けの日経新聞によると、2005年内に1機種、2006年内に2機種のFOMA端末を投入する計画で、三洋電機の鵜狩武則常務執行役員は「三洋製端末の中でもハイエンドの機種になる」とコメントしているなりね。幹部のコメントを実名で取っていることから、これは飛ばし記事ではなく、信憑性のある記事と考えても良さそうなりか。「三洋製端末の中でもハイエンド」ということは、「FOMA 90x」シリーズとして投入されるのはほぼ間違いなさそうなり。

最近のNTTドコモユーザーの中には、6年前までNTTドコモに三洋電機が端末を供給していたことを知らない人も多いかもしれないなりね。三洋電機が初めてNTTドコモに端末供給したのは、まだiモードサービスもスタートしておらず、「デジタルムーバ」と呼ばれていた1996年のこと。「SA101」というストレート端末だったなりが、その後1997年に「SA201」、1999年に「SA207」を供給。計3機種を供給したなりが、納入条件などで折り合いが付かなくなったためにNTTドコモからは撤退していたなりよ。

参考までに、2004年度の携帯電話端末のシェアを確認しておくと。(※台数は出荷台数)

1位 NEC 817万台(18.6%)
2位 パナソニックモバイルコミュニケーションズ 760万台(17.3%)
3位 シャープ 628万台(14.3%)
4位 三洋電機 424万台(9.6%)
5位 東芝 353万台(8.0%)
6位 ソニー・エリクソン 346万台(7.9%)
7位 三菱電機 331万台(7.5%)
8位 富士通 328万台(7.5%)
※MM総研調べ

三洋電機は昨年度は4位のシェアを獲得している大手なりが、今回のNTTドコモへの端末供給復活によってさらにシェアを伸ばすのは確実。日経新聞によると、NTTドコモ向けの端末は1機種につき100万台の供給を見込んでいるようなので、計画通り事が進めば3位のシャープを捉えるのは時間の問題かもしれないなりね。

NTTドコモへの音声端末供給メーカーは、従来のNEC、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、シャープ、ソニー・エリクソン、三菱電機、富士通、モトローラに三洋電機を加えると計8社。まだノキアなどのメーカーが再供給するとの噂もあるだけに、NTTドコモの端末ラインアップは今後さらに充実していくことになりそうなりね。楽しみなり。

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