モスフードサービス、新業態の「カフェ・レジェロ」を展開。

2005/05/05 15:17 Written by コ○助

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「モスバーガー」のブランド向上と共に、新業態の開発にも力を注いでいるモスフードサービス。現在は主力の「モスバーガー」のほかに客単価を少し高めに設定した「80℃ Cafe&Kitchen」、高級バーガーを提供する「MOS's-C(モスズ・シー)」、スリランカ直送の紅茶専門店「MOTHER LEAF(マザーリーフ)」、豆腐料理中心の和食店「まめどり」、ステーキ&ハンバーグの「Stefan GRILL(ステファングリル)」、あとは子会社を通じて展開している和食の「四季の旬菜料理 AEN」があるなり。ハンバーガーから始まったモスフードは、今では多様な展開を見せているなりね。

そんなモスフードが新たに投入するブランドが「caffe leggero(カフェ・レジェロ)」。「摘みたて紅茶」「選りすぐりのコーヒー」「手作りスイーツ」の3つを柱としたセルフ式のカフェ店なりよ。4月下旬に札幌のファッションビル「ピヴォ」内に一号店をオープンさせ、年内に5店舗の出店を予定しているようなり。

紅茶を提供する業態はすでに「MOTHER LEAF」を展開しているなりが、この「MOTHER LEAF」でのノウハウを活かしてセルフ式のカフェスタイルにしたのが「caffe leggero」。「MOTHER LEAF」よりも客単価を下げ、より幅広い年代層に訴求していくのが狙いなりね。また、「MOTHER LEAF」は明確に女性客をターゲットに据えてきたなりが、「caffe leggero」では男性客も取り込み、男女分け隔てなくくつろげる空間を提供するというコンセプトのようなりよ。

「caffe leggero」の特徴を簡単にまとめておくと。

・紅茶専門家の磯淵猛氏がセレクトしたスリランカ直輸入の紅茶を使用。
・店内では香りを楽しむことができるよう、紅茶は専用ポットで提供。
・コーヒーは札幌で人気のある「宮越(みやこし)屋珈琲」の豆を使用。
・紅茶、コーヒー以外にスイーツ、サンドウィッチなどのフードメニューも。
・一号店の札幌ピヴォ店では地元で人気の高い興部(おこっぺ)町の「ノースプレインファーム」のソフトクリームも提供。

面白いのは、紅茶以外のメニューに関しては地元で人気がある商品を提供する柔軟さがあること。まだ一号店しか存在していないので、今後登場する店が同じようなコンセプトの下に展開されるかどうかは分からないなりが、とかく画一的になりがちなチェーン店だけに、すでに地元で人気の商品を提供するという発想は地域性が出て良さそう。二号店以降も、同じコンセプトで展開していくと良いなりね。

コーヒーを飲むことができない人も意外と多いので、セルフ式のカフェで紅茶メニューを充実させた店が出てくるのは良い流れ。「caffe leggero」の今後の展開に期待したいものなり。

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