楽天がマーティ・キーナートGMを解任、オーナーが大ナタ。

2005/04/29 07:37 Written by コ○助

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まだ開幕から1か月ながら、27試合で5勝22敗の借金17、勝率.185と、ある意味予想通りの低空飛行を続ける東北楽天ゴールデンイーグルス。他球団に比べると明らかに戦力が劣ることから「弱小」なのは誰もが分かっていたことではあるなりが、頼りになるはずのエース・岩隈久志投手がまさかの不調(5試合に登板、2勝3敗、防御率7.02)にあえいでいることも手伝って、積み重ねた連敗は11。まさにパ・リーグの中で「一人負け」状態となっているなりね。

そんなチーム状況に怒り心頭なのが三木谷浩史オーナー。田尾監督の解任は否定しているものの、27日には「ある程度の組閣の見直しはあるかもしれない」と、コーチ陣の再編に着手する可能性を示唆していたなりね。また、米田純球団代表も「コーチの配置転換? それはあり得る」とコメントしており、近日中に何らかの人事異動が発表されるとの見方が強まっていたなりよ。

そして迎えた29日。日刊スポーツの一面に踊っていたのは「GM解任」の文字。外国人選手の獲得など、編成権を一任されていたマーティ・キーナートGMを29日付けで解任したことが明らかとなったなり。キーナート氏は楽天を退団はせずに、今後は球団アドバイザーとして営業面やサービス拡大などのサポートをしていくことになったなりね。事実上の降格人事となるなり。

三木谷オーナーの大ナタはGM解任だけに止まらず、1軍と2軍のコーチ入れ替えなどをすでに指示しているようなりが、これに反発したのが田尾監督。「僕がやっている限り、このメンバー(コーチ)は外さない」「この時期に空中分解したら困る」とオーナーの意向と対立する姿勢を見せているなりよ。また、「この1か月でどうこう言われるのであれば、ちょっと残念」「自分のやってきたことは間違いないという確信があるし、それが間違っていると言われれば考える」と辞任を示唆しているとも取れる発言も飛び出しているなりね。

戦力を整えるための十分な資金を提供しないオーナーが悪いのか、采配や指導がままならない現場が悪いのか。まだ1年目の球団で、この戦力ということを考えれば、前者のほうに問題があるような気もするなりが……。早くも迷走状態の楽天の今後は如何に。

☆楽天の1,2軍のコーチ陣
1軍監督 田尾安志
ヘッドコーチ 山下大輔
1軍打撃コーチ 駒田徳広
1軍投手コーチ 小野和義
1軍バッテリーコーチ 山下和彦
1軍守備走塁コーチ 広橋公寿
1軍守備走塁コーチ 高橋雅裕
2軍監督 松井優典
2軍投手コーチ 鹿島忠
2軍打撃コーチ 上川誠二
2軍バッテリーコーチ 芹沢裕二
2軍守備走塁コーチ 清家政和
2軍守備走塁コーチ 橋上秀樹

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