ウィルコム担当者が語る「音声通話定額」の今後の展開。

2005/04/28 19:01 Written by コ○助

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5月1日からのサービス開始を前に、予約の申込みが殺到しているというウィルコムの音声通話定額サービス「ウィルコム定額プラン」。月額2,900円でウィルコムユーザー同士の音声通話と、AIR-EDGE PHONE経由のEメールなどが使い放題になるという格安プランなりが、このサービスの特徴や今後の展開について、ウィルコムの経営企画部長の青木伸大氏に聞いたインタビュー記事がインプレスに出ていたなり。

「複雑になりがちな割引サービスを少なめにし、そのかわりに最初から低料金で分かりやすいプランを提供するという姿勢も、新たなユーザー層へアピールするには必要」
「定額料金プランはもう少し先になる予定だったが、できることから始めていこうということで、端末に先駆けて発表した」
「女性が2台持つというのも、今まであまりないスタイル。2台目として持つということにフィットしたものも研究を始めている」

「ウィルコム定額プラン」のターゲットは、メールや通話をメインで利用し、携帯電話の料金が月額1万円を超えるようなユーザー。月額2,900円の「ウィルコム定額プラン」を「2台目」として契約すれば、結果として毎月のコストが圧縮できるという提案をしているなりね。かつてはPHSなのに「ハイブリッドケータイ」と意味が分かるようで分からない呼び名を付け、迷走していた時期もあったなりが、現在は「PHSはPHS、でもPHSにしかできないことがあるので2台目としてどうぞ」という分かりやすい広告展開をしているなりよね。

ちなみに、家族割引の「ファミリーパック」を併用し、家族全員で「ウィルコム定額プラン」に加入した場合。家族5人分の料金は11,700円、家族4人分なら9,500円で通話し放題となるなりね。幼い子どもを抱える家族だったら、こうしたプランを利用すれば携帯電話よりもずっと低いコストで「安心」を手にすることができるわけなり。これは本当に良さそう。もちろんそれ以外でも、恋人同士や会社の連絡用といったさまざまなシーンで、「ウィルコム定額プラン」活躍してくれそうなりよね。

PHSの競合相手は姿を消してしまったために、しばらくはウィルコムが音声通話定額を武器に勢力を伸ばしていくのは確実。携帯電話のキャリアもボーダフォンが「家族通話定額」を11月からスタートさせるなりが、NTTドコモやauはまだ具体的な対抗策を打ち出していないだけに、どこまでウィルコムユーザーが広がっていくか、「2台目の携帯電話」というニーズを掘り起こせるかに注目しておきたいところなり。

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