今年1月からの契約者数が3か月連続で純減傾向となるなど、最近はやや暗い話題の多かったボーダフォンなりが、この苦境を打破するべく意欲的な新サービスが発表されたなりよ。家族割引サービス加入者同士の通話料が定額となる「家族通話定額」、メールの送受信が定額となる「メール定額」、パケット通信定額サービス「パケットフリー」を進化させた「デュアルパケット定額」の3つの定額プランが新たに導入されるなりね。

各定額プランの料金や特徴をまとめておくと。

［家族通話定額］
・携帯電話初の「通話定額」プラン。
・「家族割引」加入者が対象。
・月額料金は1回線ごとに300円（税込み315円）
・10月1日から申込み受付、11月1日から適用開始。
・7月1日から10月1日まで、「家族割引」加入者の家族間通話が無料になるキャンペーンを実施。

［メール定額］
・日本国内におけるメール送受信が使い放題に。
・対象となるのはショートメッセージ、マルチメディアメッセージ、VGSメール
・月額料金は800円（税込み840円）
・6月1日から申込み受付、適用開始。

［デュアルパケット定額］
・昨年11月にスタートした月額3,900円（税込み4,095円）の「パケットフリー」を改定。
・パケット利用量に応じて月額1,000円（税込み1,050円）〜3,900円（税込み4,095円）の2段階定額制に。
・従来は「パケットフリー」対象外だった「バリューパック」「ライトコールパック」の料金コースのユーザーも加入が可能に。
・6月1日から改定。

まだサービス開始まで半年ほどあるなりが、やはり月額300円の「家族通話定額」は破壊的。まあ若い人ほど「恋人じゃあるまいし、家族とそんなに連絡は取らない」という人は多いかもしれないなりが、通話料が気にならなければ連絡を取る頻度が高まっても不思議では無いなりね。「メール定額」も、「Webは見ないのでパケットフリーに加入するほどではない」というユーザーには嬉しいサービスなり。

ちなみに、PHSながらすでに音声通話の定額を導入しているウィルコムは、家族間だけでなくウィルコム端末同士なら通話し放題で月額2,900円。メールし放題の「オプション メール放題」は月額500円で提供されているなり。PHSと携帯電話ではいろいろと違いはあるなりが、単純に比較してもボーダフォンの新定額プランはコスト面でもなかなか良さそうな感じなりね。

ボーダフォンユーザーの人は、新定額プランをぜひご検討下さいませ。