映画「トイ・ストーリー3」の監督が決定、2008年公開へ。

2005/03/23 08:11 Written by コ○助

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「トイ・ストーリー」でタッグを組んで以来、「モンスターズ・インク」や「ファインディング・ニモ」など数々の大ヒット作品を世に送り出して来たものの、収益の配分や契約内容を巡って衝突を繰り返して来たディズニーとピクサー。両社は互いに歩み寄ることができず、来年6月に公開される「Cars」以降の契約更新を断念し、「トイ・ストーリー」シリーズの最新作「トイ・ストーリー3」をディズニーだけで製作することが明らかになったのは昨年10月のことだったなりね。

この「ピクサー抜き」という、ある意味ディズニーにとっても博打のような「トイ・ストーリー3」がどのようなスタッフで製作されるのかは明らかにされていなかったなりが、とりあえず監督だけは決定したようなりよ。起用されるのはブラッドリー・レイモンド監督。これまで主にディズニーのビデオ作品を手がけてきた人物で、劇場向けの映画作品は初挑戦となるなり。参考までにどのような作品を手がけてきたのかをまとめておくと。

・ライオン・キング3 ハクナ・マタタ
・ノートルダムの鐘 II
・ミッキーのクリスマスの贈りもの
・ポカホンタス II/イングランドへの旅立ち

残念ながらコ○助はいずれも未見なので何とも言いようが無いなりが、少なくとも「トイ・ストーリー」と「トイ・ストーリー2」で監督を務め、「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」などで製作総指揮を務めてきたピクサーのジョン・ラセター氏に比べると、レイモンド監督はその実績では大きく見劣りする人物と言われても仕方がないなりか。「トイ・ストーリー」シリーズのファンは、従来の作品とスタッフが大きく変わることで、作品の雰囲気や世界観がガラッと変わってしまうことを恐れているなりが、レイモンド監督の力量が分からないだけに、心配なところなりねぇ。

ただ、ひとつ希望があるのは、ピクサーとの対立を演出していたディズニーの強硬派、マイケル・アイズナーCEOが今年9月をもって退任すること。後任のロバート・アイガー現社長はピクサーとの契約交渉再開を示唆するなど、ひょっとすると「復縁」する……という可能性も残されているなりね。まあ製作開始が2006年からとまだ先の話とはいえ、すでに監督まで決まってしまっている「トイ・ストーリー3」にピクサーが絡めるかどうかは不透明なりが、できることなら「トイ・ストーリー3」もピクサーの手によって製作して欲しいもの。可能性が全くゼロでは無いと思って、今後の交渉の行方を見守りたいなりね。

順調にディズニーが製作を進めた場合には2008年に公開される「トイ・ストーリー3」。皆さんはピクサー抜きでも、このシリーズ最新作を観てみたいなりか?

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