ソーシャルネットワークを始めたライブドアの狙い。

2005/01/28 20:06 Written by コ○助

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1月17日に「livedoor フレンドパーク」を発表、大手ポータルサイトとしては初めてソーシャルネットワークサービスに参入したライブドア。「mixi」や「Gree」といった国内大手のソーシャルネットワークとは異なり、ライブドアが提供するほかのサービスと連携できるのが特徴のサービスなりね。具体的にはアバターやブログとの連携、「livedoor デパート」で買った商品の公開、ぽすれんのレビュー公開などなど。ほかのサービスへの導線として、点(各サービス)を繋ぐ線と、ゲートウェイの役割を期待しているようなりよ。

ただ、ITmediaの記事によると、「livedoor フレンドパーク」はスタート初日に1,000人のユーザーを集めたものの、その後は早くも伸び悩み、1月26日時点で約3,000人にとどまっているというなり。計画では「1月中に1万人くらいは集めるつもりだった」というので、完全に目標を見誤っていたなりね。30万ユーザーで最大手の「mixi」、10万ユーザーで2番手の「Gree」に追いつき、追い越すには相当な困難が予想されるなりが、ライブドアとしては招待制の廃止などを早くも検討しており、1か月後くらいにはライブドアIDを持っている人なら誰でも参加できるようにする考えなのだとか。サービス開始数か月で方針を変えるくらいなら、最初からそうしておけば良いのに。

コ○助も実際に「livedoor フレンドパーク」に招待していただいて参加しているなりが、実感としては「mixi」に勝てそうな雰囲気が無いなりよ。あくまでもコ○助の主観的な判断なので、「livedoor フレンドパーク」のほうが良い! という人もいると思うなりが、後発のサービスが先発のサービスを追い越すためには、当然のことながら先発のサービスよりも魅力的なものでないといけないなりよね。でも、「livedoor フレンドパーク」には粗さが目立つため、逆に「mixi」の完成度の高さを再認識させられるなりよ。

簡単に気が付いた「livedoor フレンドパーク」の問題点をいくつか列挙してみると。

・メニューがゴチャゴチャしていてわかりにくい。
・マイページに友だちの一覧が表示されない(プロフィール画面に表示)。
・マイページにコミュニティの一覧が表示されない(同)。
・一画面にデッドスペースが多い。
・全体的にひとつひとつのパーツがデカイ。

「mixi」は見たい情報をコンパクトにまとめて表示しているので、非常にストレス無く利用することができるなりが、「livedoor フレンドパーク」はあっち行ったり、こっち行ったりしないとすべての情報を網羅できないので、やや面倒。とりあえず、「mixi」をメインで利用してきたユーザーは、「livedoor フレンドパーク」に抵抗を覚えるかもしれないなりね。

まあライブドアの狙いとしては、そういったヘビーユーザーではなく、もっとライトな、これから初めてソーシャルネットワークを利用する層を取り込みたい考えのようなので、まだまだ可能性はあるはず。でも、最初に飛びついたヘビーユーザーが評判を広めていくのも確かなので、早いところ使いにくい点を修正していかないと、後々大きな痛手になることもあるかもしれないなりね。

「1年後には、フレンドパークユーザーを100万人くらいに増やしたい」という「livedoor フレンドパーク」。前途多難な予感はするなりが、果たして1年後、どうなっているのか楽しみなり。

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