メジャー移籍へ強硬姿勢の井川慶投手に批判続出。

2005/01/07 13:15 Written by コ○助

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一昨年オフからポスティングシステムによるメジャー移籍を球団に訴え、今オフはさらに強硬にメジャー移籍を直訴している井川投手。一貫して「メジャーに行きたいならFA以外の選択肢はない」と突っぱねている球団との話し合いは、落としどころが見つからずになにやら泥沼化の様相を見せてきているなりが、野崎勝義球団社長、星野仙一SD、岡田彰布監督といった阪神の関係者やファン以外からも、井川投手の姿勢に批判的な声が続々と上がっているなりよ。

元阪神監督にして、井川投手の才能を実質開花させたと言っても良い現シダックスの野村克也監督は「ルールを破っちゃイカン。従うのは最低の義務。やめるしかない。野球をやめるか、阪神に残るかの二者択一」とバッサリ。誰でもポスティングシステムを強硬に訴えればメジャーに移籍できるという風潮は、球団の選手保有権を明記した統一契約書の存在を明らかに軽んじているものなので、コ○助も野村監督の批判は正しいと思うなりよ。球団と契約を結んでいる以上、その契約を守るのは義務なりからね。

また、意外なことに、中日の落合博満監督も井川投手に苦言を呈しているなり。デイリースポーツにその内容が詳しく書かれているなりが、「ポスティングってのは球団の許可と了解がなきゃ無理なんだろ。選手に要求する権利はないはずだ。その球団がダメだって言ってんだから、ルールにのっとって、FA権を取るまで待つべき。これ以上、球界の秩序をグチャグチャにするな」とかなりお怒りモードのようなりよ。他球団の監督が自分の球団以外の選手の動向に口を挟むのは異例中の異例のこと。でも、井川投手のような要求を認めてしまえば、球界全体に悪しき前例として残ってしまうだけに、他球団にとっても対岸の火事とは言えないはずなり。なので、落合監督のお怒りはごもっとも。

井川投手は自身のホームページでメジャーへの夢を語り、キャンプへの不参加もほのめかし始めているなりが、今のところ井川投手を援護してくれるのは同じ茨城県出身のデーブ大久保くらい。あまり表立って井川投手擁護の立場を表明している球界OB、関係者はいないのが現状なりね。阪神の球団関係者やファンのみならず、球界OBや他球団の監督からも批判が飛び出し、ますます追いつめられていく井川投手。一度抜いた刀を鞘に収めるのは簡単なことでは無いなりが、現在の状況を冷静に判断して、スッキリとしたカタチで開幕を迎えて欲しいなりね。

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