阪神の井川慶投手がメジャー移籍希望も球団は断固拒否。

2004/12/28 10:34 Written by コ○助

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ここ数日、ポスティングシステムによるメジャー移籍に関する話題が紙面を賑わせている井川投手なりが、27日に球団側と初めて契約交渉が行われたなり。交渉は1時間40分に渡って行われたなりが、来季年俸の金額提示は一切なし。代理人と共にメジャー移籍を訴える井川投手と、その希望を全く汲み取る意思の無い球団側との間で話し合いは平行線をたどったようなり。

井川投手がメジャー挑戦をほのめかし始めたのは昨年オフのこと。昨年は優勝した阪神の左腕エースとして20勝5敗、防御率2.80の成績を残し、最多勝と最優秀防御率に輝いたことが自信となったのか、唐突にポスティングシステムによるメジャー移籍を球団に直訴。球団は全く意に介さない姿勢で交渉に臨み、結局この井川投手の申し出は却下されたなりが、今年の日米野球に出場した際に改めてメジャー移籍希望を表明し、再び球団に直訴することになったなりね。

契約交渉前にたびたびメジャー移籍希望を口にする井川投手に対して、野崎勝義球団社長、星野仙一SD、岡田彰布監督と、球団と現場のトップがそろって「断固として移籍は認めない」と一喝。そもそもポスティングシステムはFA権を取得するまで年数がかかる選手のわがままを聞き入れるためにあるシステムではないため、阪神はポスティングシステムは絶対に認めないという姿勢を貫いているなりね。

もし、こういったわがままを聞き入れてしまえば、FA権の存在意義が無くなってしまうし、球団としても高額の契約金を支払って選手を獲得する意味が全く無くなってしまうなりよ。ポスティングシステムを認める球団の中には、FA権を行使してメジャーに移籍されると補償金が入らないため、その前にポスティングシステムで高く売ってしまおうと考えるところもあるなりが、阪神はお金の面では全く心配のない球団なので、ポスティングシステムで選手を売ることに全く意味が見出せないわけなり。ゆえに、今回の井川投手のメジャー移籍希望も、「FA権を取得してからならどうぞご自由に」という姿勢なりね。

阪神ファンのコ○助としては、将来的に井川投手がメジャーでプレーすること自体は良いことだと思うなりが、たった3シーズン活躍しただけでメジャーに行きたいというのはちょっと無謀な感じがするなり。マリナーズのイチロー外野手や、来オフにもポスティングシステムによるメジャー移籍が確実視されている西武の松坂大輔投手のように、十二分に活躍してくれたという実績があればFA権取得前にメジャーに送り出してあげるのもアリだとは思うなりが、井川投手はまだその域には達していないと思うなりよ。

阪神の公式ページにあるファン掲示板でも、同様に井川投手の今回の頑ななメジャー移籍希望には疑問の声が噴出しているなりね。「本当に自分のことしか考えてない」「ファンを無視しすぎ」「井川投手の言動は寂しい」「応援する気がなくなった」などなど、厳しい声が相次いでいるなりよ。感情的なこと以外では、「ごねればメジャーに行ける」という悪しき前例を作らないためにも、球団は絶対にこの申し出を認めてはならないといった具合に、ほとんどが球団の姿勢を支持する書き込みなりね。ほんと、コ○助もそう思うなり。

まあ井川投手も本音の部分では今オフからメジャーに行けるとは思っておらず、あくまでもFA権を取得する5年先よりも前にメジャー移籍できるための条項を契約書に織り込ませようという交渉をしているのだと思うなりが、井川投手側が折れない限り、この契約交渉はかなり長期化しそうなりね。「メジャー移籍できない→モチベーションが低下」というのは最も困るパターンなので、とことん話し合って、納得したかたちで来季も阪神のエースとして活躍して欲しいものなり。

☆井川慶投手の通算成績
1999 阪神 7試合 1勝1敗0セーブ 防御率6.46
2000 阪神 9試合 1勝3敗0セーブ 防御率4.35
2001 阪神 29試合 9勝13敗0セーブ 防御率2.67
2002 阪神 31試合 14勝9敗1セーブ 防御率2.49
2003 阪神 29試合 20勝5敗0セーブ 防御率2.80
2004 阪神 29試合 14勝11敗0セーブ 防御率3.73

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