「第13回CMグランプリ」は上戸彩が3冠を獲得。

2004/12/29 11:17 Written by コ○助

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ちょっと前の記事になるなりが、27日付けの日経流通新聞に「CMグランプリ」の結果が出ていたので見ておくことにするなりね。「CMグランプリ」は日経流通新聞と日経リサーチが企業の広告・宣伝担当者を対象に、その年に最も話題を集め、商品の売り上げ増加や企業イメージの向上に貢献したCMをアンケート調査したもので、今年で13回目。消費者の側から選んだ広告大賞のようなものは多いなりが、実際に広告の現場にいる人たちの側から見た「今年一番のCM」というのは、視点が違って面白いものがあるなり。

どのようなCMが選出されたのか気になると思うので、今年の「CMグランプリ」の結果を1〜20位まで見ておくなりね。さすがに上位のCMは、名前だけでも「あぁ、あのCMか」と思うようなものがズラッと並んでいるなり。

1位 オロナミンC/大塚製薬(電通)
2位 伊右衛門/サントリー(博報堂)
3位 燃焼系アミノ式/サントリー(電通)
4位 ネスカフェ「朝のリレー」/ネスレジャパン(マッキャンエリクソン)
5位 iPod/アップル・コンピュータ(博報堂)
6位 プリッツ/江崎グリコ(電通)
7位 生茶/キリンビバレッジ(博報堂)
8位 ANA中国/全日本空輸(電通)
9位 ジョージア/日本コカ・コーラ(電通)
10位 アジエンス/花王(博報堂)
11位 セゾンカード/クレディセゾン(I&S BBDO)
12位 AQUOS/シャープ(電通)
13位 Switch!/東京電力(電通)
14位 企業CM/アイフル(ビーコンコミュニケーションズ)
15位 合併告知/東京海上日動火災保険(シンガタ)
16位 一生いっしょの医療保険EVER/アメリカンファミリー(電通)
17位 日清カップヌードル/日清食品(電通)
18位 企業CM/UFJつばさ証券(電通)
19位 企業CM/マスターカード(マッキャンエリクソン)
20位 SHIFT_Anthem/日産自動車(博報堂ジーワン)
20位 FM V/富士通(電通)
20位 au/KDDI(電通)

1位に輝いたのは、来年商品誕生40周年を迎える長寿商品の「オロナミンC」。今年は従来のイメージを打破し、新しい顧客層の開拓に乗り出した一年だったなりが、上戸彩が「今、元気な人」に会いに行くという設定のCMが大きな話題となったなりよね。上戸彩による「♪あなたに聞きたいことがある〜」という歌と、最後の締めの「元気ハツラツぅ〜?」という一言が非常に可愛らしく、見て楽しいCMだったなり。ちなみにこのシリーズで上戸彩が訪ねる「今、元気な人」として起用されたのは第1弾が日本ハムの新庄剛志外野手、第2弾がヨン様ことペ・ヨンジュン、第3弾が来年の大河「義経」で上戸彩が共演する滝沢秀明。話題性の高い人を起用した結果、「オロナミンC」の売上も大きく伸びたようなりよ。かつて巨人の選手がCMに出演していた時代に比べたら、あか抜けたCMになって良い感じなりよね。

上戸彩はこのCMでグランプリに選ばれたほか、男女別タレントランキングでも1位となり、さらに損害保険ジャパンの「損保ジャパンダ」でキャラクター賞も受賞。三冠を達成し、名実ともに今年のCM業界の「顔」となったなりね。ちなみに上戸彩のCM契約数は現在18本。広告担当者の間では「それぞれのCMで表現が色分けされている」と好評のようなり。先日発表された「CMタレント好感度調査」でも総合部門で5位、女性部門で3位に食い込んでいるし、来年はさらに飛躍の年になりそうなりね。

個人的に今年一番ヒットだったのは、井川遥が出演する「TEPCOひかり(東京電力)」のCMなりよ。関東ローカルのCMだと思われるので全国的な知名度は低そうなりが、工事現場のユニフォーム&ヘルメットで登場したその姿を初めて見たときに、吹っ切れ具合の素晴らしさに感動すら覚えたなり(笑)。癒し系のキャラクターが飽きられ、低迷を続けていた井川遥の第2章がスタートしたと、確信を得たなりね。ほんと、今の井川遥は好きなりねぇ。

来年はどんなCMが登場し、楽しませてくれるなりかね。毎年、個性的なCMが必ず現れてくるだけに、今からワクワクなり。

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