ダイエー、ソフトバンクに球団株を譲渡の意向。

2004/11/03 18:47 Written by コ○助

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ダイエー本体が産業再生機構に再建を委ねたことで俄然現実味を帯びてきたホークス売却なりが、ダイエー本体は球団の保有は本業のスーパーにも良い影響を与えるので売却はしないと主張し続けて来たなりよね。ただ、識者や産業再生機構から出されるコメントを見る限り、スポンサーの意向次第という面はあるものの、ホークスは売却する以外に道はないといった見方が強いように思うなり。

そういった状況の中、ダイエーに少し変化が見られてきたようなりよ。NHKの報道によると、ダイエーは単独での球団保有に固執する方針を転換。保有している株式の多くを、買収に名乗りを上げているソフトバンクに譲渡する方針を固め、主要取り引き銀行などに伝えてきていることが明らかになったというなり。来季からプロ野球への参入を目指すと発表していたソフトバンクの買収表明に対しては、時期が遅すぎたとの声も出ていたなりが、一転して買収の可能性が高まってきた感じなりか。

ただ、ダイエーとしては現在保有する株式(中内正オーナー2%、ダイエー本体98%)すべてを売却するのではなく、20%程度は保有し続け、球団の運営に関わりたいとの意向を持っているようなり。産業再生機構側は「本業と球団の相乗効果はない」と断じているなりが、ダイエーとしてはあくまでも「相乗効果はある」という主張なりね。それでも、現状の打開策としては、かなり前進したものになるのではないかと。

仮にソフトバンクがホークスを買収したとしても、孫正義社長は本拠地を福岡に置くと明言しているし、「手持ちの現預金は数千億円、保有株式の含み益は約2兆円ある」というほどの資金力は魅力的。無償トレードで巨人に移籍してしまった小久保裕紀内野手、引き留めることができずにFA移籍してしまった村松有人外野手、そして11月3日に自由契約によるメジャー挑戦が決定してしまった井口資仁内野手といった具合に、相次ぐ主力選手の流出にファンが心を痛めることも無くなるだろうし、きっとソフトバンクに経営母体が変わることでのデメリットはほとんど無いのではないかと。

ホークス売却を巡る交渉は、今月の決着を目指して進められているようなので、楽天の新規参入の次はやはりホークスの身辺が慌ただしくなってくるようなり。まだまだプロ野球再編の動きは止まらないなりね。(>H.Sさん、情報提供サンキュなり!)

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