ソフトバンク、ダイエーホークスの買収に名乗り。

2004/10/18 09:30 Written by コ○助

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親会社のダイエーが産業再生機構に支援を要請したため、来季も球団が存続できるかどうかは微妙な情勢のダイエーホークス。ホークスファンもやきもきしながら事態の推移を見守っていることと思うなりが、そんな中、ソフトバンクがホークスの買収に名乗りを上げることが明らかとなったなり。仮に買収に成功した場合、新球団設立によってプロ野球への参入を目指すライブドアや楽天よりも遙かに旨味のある買収となるため、まさに後出しジャンケンが得する構図が出来上がるわけなりね。プロ野球参入には沈黙していたソフトバンクの狙いは、ひょっとすると最初からここにあったのかも?

朝日新聞の記事によると、ソフトバンクの孫正義社長が18日に福岡県の麻生渡知事らに会って買収の考えを表明し、ホークスの買収に協力を要請。近く産業再生機構や日本プロ野球組織にも買収の意向を伝えるというなり。ソフトバンクとしてはプロ野球への参入目標を来季に設定しているため、買収できるかどうかは年内が勝負になりそうなりが、産業再生機構は年内をめどに資産査定中な上に、プロ野球への新規参入には11月末までにオーナー会議の承認を得なければならないため、スケジュール的には非常に厳しい流れとなっているなりね。ただ、オーナー会議は事情があれば期間を延期することは可能なようなので、すべては産業再生機構の判断次第、といった感じなりか。

福岡県知事に協力を要請するということは、ソフトバンクは仮にホークスを買収したとしても、福岡を本拠地に据える考えということは間違いなさそう。ファンにとっては、せっかく福岡に根付いた球団がどこかに行ってしまうことが嫌なわけで、本体がボロボロのダイエーよりも、まだ未来を感じさせてくれるソフトバンクのほうが親会社としては有り難いなりよね。親会社の経営がしっかりしていれば、年俸が高騰した主力選手が他球団に流出するという悲劇を招かなくても済むわけだし。

ソフトバンク自体は3期連続の赤字を抱えている上に、あまり企業としてよろしくない噂も耳にすることは確かなりが、傘下にはYahoo! Japanを抱えるIT系企業の巨頭。保有する株式の評価額は約2兆円とライブドアや楽天をはるかに凌ぐだけに、プロ野球への参入審査を通過するのもそう難しいことでは無いだろうし、本当に産業再生機構の判断ひとつですべてが決まって来そうなりね。

来季のホークスは、これまで同様「ダイエーホークス」なのか、それとも「ヤフーホークス」なのか(笑)。激動のプロ野球再編問題はまだまだ続きそうなりね。

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