西武の中継ぎエース、森慎二投手がメジャー挑戦へ。

2004/10/27 12:01 Written by コ○助

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今オフは例年以上にメジャーを目指すと公言している選手が多いような気がするなりが、これまで名前が挙がっているだけでも近鉄の中村紀洋内野手、巨人の仁志敏久内野手、横浜のデニー友利投手、ダイエーの井口資仁内野手、阪神の藪恵壹投手、ヤクルトの稲葉篤紀外野手などなど。全員が希望通りメジャーに移籍できるとは思わないなりが、この中から数人は確実に来季はメジャーでプレーしていることになりそうなりよね。そんなメジャー移籍候補の選手に、今度は西武の中継ぎエースとして活躍する森慎二投手が名乗りを上げたなり。

森投手は1996年のドラフト2位で西武に入団。当初から中継ぎとして多くの試合に登板していたなりが、制球にやや難があったため、あまり信頼の置ける投手という感じではなかったなりね。その才能が開花したのは2000年のシーズン。ストッパーとして起用された森投手は58試合に登板、5勝6敗23セーブ、防御率1.83という抜群の成績を残したなりよ。また、特筆すべきは78回2/3という投球回数に対し、奪った三振は実に101。驚異的な奪三振率を誇っていたなりね。

その後、西武は豊田清投手がストッパーとして起用されるようになったため森投手は再び中継ぎに戻ったなりが、森−豊田のリレーは12球団でも1,2を争うと言っても良いほどの鉄壁のリレーとなったなり。

ただ、今シーズンの森投手はキャンプ前に不整脈を患い、2軍からのスタートを余儀なくされ、その調整遅れが影響したのか開幕後もなかなか調子が上がらずに2度の2軍落ちも経験。成績も34試合に登板、0勝4敗4セーブ、防御率4.59と不本意なものになってしまったなり。まあ体調さえ万全ならば、昨年までの成績を考えたら十分メジャーでも通用しそうな素材なので、きっと活躍するとは思うなりが……。

森投手は昨年もポスティングシステムによるメジャー移籍を希望していたものの断念した経緯があるようなりが、まだFA資格を取得していないため、今オフのメジャー移籍を目論んでもやはりポスティングシステムによるメジャー移籍を球団と話し合うことになるなりね。果たしてそう簡単に「じゃあ行ってきなさい」と球団が手放すかどうか。今シーズンは優勝にあまり貢献できなかったとはいえ、来シーズンの連覇を目指すには絶対に必要な戦力なりからねぇ。ただ、西武もオーナーが交代し、経営状態も良いわけでは無さそうなので、「FAで行かれるよりはポスティングで売ったほうが」という考え方も無きにしも有らずなりか。

西武ファンには気が気でないニュース。日本一で喜んだのも束の間、今オフの森投手の動向から目が離せないなりね。

☆森慎二投手の過去の成績
1997 西武 38試合 6勝2敗9セーブ 防御率3.28
1998 西武 52試合 8勝8敗5セーブ 防御率3.81
1999 西武 41試合 5勝8敗0セーブ 防御率4.61
2000 西武 58試合 5勝6敗23セーブ 防御率1.83
2001 西武 28試合 5勝4敗1セーブ 防御率3.91
2002 西武 71試合 6勝7敗1セーブ 防御率2.07
2003 西武 61試合 7勝3敗2セーブ 防御率2.31
2004 西武 34試合 0勝4敗4セーブ 防御率4.59

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