横浜も一場靖弘投手に「栄養費」、砂原幸雄オーナーが辞任へ。

2004/10/22 10:33 Written by コ○助

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いやはや、言葉もないとはこういうことを指すのかもしれないなりね。8月に巨人のスカウトから「栄養費」などの名目で現金約200万円を受け取っていたことが発覚、これがプロ球団関係者からの金銭などの授受を禁じた日本学生野球憲章に違反するとして巨人の渡辺恒雄オーナーが引責辞任、井誠球団社長、三山秀昭代表、高山鋼市副代表が解任される事態となったなりが、横浜も巨人同様、一場投手に金銭を渡していたことが発覚したなりよ。

朝日新聞の報道によると、横浜のスカウトは巨人の不正が発覚する以前に、一場投手に対して「栄養費」や「タクシー代」の名目で二十数万円を渡していたようで、外部から横浜球団、明大野球部関係者、一場投手の家族に対して情報のリークがあり、球団が事実関係を調査した結果、金銭授受の事実が明らかになったというなり。

この事実が判明したことに伴い、横浜は砂原幸雄オーナーと山中正竹球団専務が引責辞任することを決定。巨人の渡辺オーナーが同様の問題で引責辞任しているので、辞めざるを得ないなりよね。また、明治大学関係者も含めて対応を協議した結果、横浜は自由獲得枠での一場投手の指名を見送ることを決めた模様なり。

当初、自由獲得枠での巨人入りが決定的だったのに、金銭授受問題で巨人が指名回避を決め、宙に浮いた一場投手に救いの手を差し伸べ、自由獲得枠での入団が確定的だった横浜も再び金銭授受問題で指名回避。いずれも「外部からのリーク」によって事態が明るみになったいるというあたりが、一場投手は誰かの恨みでも買ってるんじゃないかと詮索したくもなるなりよねぇ。

そういえばドラフト直前のスキャンダルでプロ入りが流れた選手として、現在インディアンスで活躍している多田野数人投手(当時立教大学)が記憶に新しいなりが、あれも身近なところからのリークによって発覚したスキャンダルだったなりよね。ほんと、人間関係ひとつで人生がガラリと変わってしまうものなり。怖い怖い。

さて、こうなると巨人と争奪戦を繰り広げて敗退。巨人の指名回避後は横浜と争奪戦を繰り広げてまた敗退と、すでに一場投手争奪戦で連敗している阪神がどう動くのかに注目が集まるなりが、さすがに三度目の正直は……無いとは思うなりが……。出身大学の目玉選手ということで星野仙一SDが一場投手にご執心なだけに、「オレに任せておけ!」の一言で阪神に入団する、なんてことも……有り得そう(笑)。

今後一場投手はどうなってしまうなりかねぇ。仮に阪神が獲得に乗り出さなければプロ野球入りはほぼ絶望的になるだけに、社会人野球に進むか、メジャーを目指すことになるなりか。今年のドラフト戦線をかき回している一場投手。今後もまだ尾を引きそうなりね。(>H.Sさん、情報提供サンキュなり!)

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