「トイ・ストーリー5」のアンドリュー・スタントン監督が、新作は「もう誰もおもちゃでは遊ばない」という「存在論的」な問題がテーマとなっていることを明かした。

2010年の「トイ・ストーリー3」、2019年の「トイ・ストーリー4」の両作で完結したように思われていた同人気シリーズの新作で、メガホンを執っているスタントン監督は、「テクノロジーへの依存の中で変化し続ける子どもたちとおもちゃとの関係」を取り上げるために、来年公開予定の新作が必要だったとしている。
「ファインディング・ニモ」などのメガホンを執ったことでも知られるスタントン監督は、エンパイア誌にこう話す。
「正直言って、戦いそのものというよりも、むしろ存在論的な問題の自覚なんです。もう誰も本当におもちゃで遊んでいないということのね」
「テクノロジーはすべての人の生活を変えてしまったが、私たちはそれが自分たち、そして子どもたちに何を意味するのかを問いかけている。単にテクノロジーを悪役に仕立てるだけでは済まされない」
2026年6月に公開予定の「トイ・ストーリー5」では、持ち主のボニーにタブレットの「リリー・パッド」が届き、アンディやウッディらおなじみのおもちゃの顔ぶれがボニーの愛情を取り戻そうと奮闘する姿が描かれる。