元プロレスラーのダンプ松本(64歳)が、12月9日に放送された情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)に出演。6日に亡くなった中山美穂さんとの思い出を、涙ながらに語った。
連続ドラマ「毎度おさわがせします」(TBS系/1985〜1987年)で共演し、仲良くなったというダンプ松本が、番組のインタビューに対応。
中山さんの訃報に「…信じられないよね…。うーん…本当に」と言葉を詰まらせ、「昔の写真がさ、ないのよ。だってさ、スマホがないからさ、写真撮れないじゃない。写真撮っておけば良かったなってすごく思うよね」と、涙を拭う。
自宅にあったという、中山さんと一緒に撮った“唯一の写真”は、中山さんが極悪同盟時代のダンプと同じフェイスメイクを施している一枚。ダンプは「本当に綺麗だよね。化粧して。ピンクのメイクして。ピンクもいいなって思っちゃったもん、あれ見て。今度ピンクにしようかなって、美穂ちゃんみたいに、と思って」と語る。
また、中山さんと親しくなったきっかけについて、悪役レスラーユニット“極悪同盟”として日本中から恐れられる存在だった時代、連続ドラマで共演し、「控え室にトントンって入ってきて、(目を隠して)『だ〜れだ?』ってやったりとか。あとかくれんぼしようって言って、それが一番印象的なんだけどね。ちっとも怖がらなかったかな。『怖くないの?』って言ったら、『怖くないよ!』って言って」と、何のためらいもなくダンプに声をかけてきたという中山さん。
「『悪い人じゃないでしょ?』って言われて。『分かる?」って言いながら、見抜かれたっていうかね。ちゃんと中身を見てくれて、接してくれたっていうか。みんな暴れたりすると怖がっちゃうから、『キャー』とか言ったりさ、そこに寄ってこないのね。みんな『キャー』って逃げちゃうけど、美穂ちゃんだけは違ったんだよね。最初から」
そして「『試合きょうも頑張ってね!』って、めったに『試合頑張ってね』って言ってくれる人がいないのよ、その頃ね。だけど美穂ちゃんだけは『頑張ってね!』『きょうも頑張ってきてね!』って言ってくれたから、『頑張るからね!』って。『きょうも殴ってくるよ!』って言いながら(試合に)行ってきたんだけど、相当張り切ってね」と話した。
そんないつも応援して励ましてくれた中山さんは「太陽みたいな人」だったと表現するダンプ。「明るくてみんなを照らしてくれるっていうか、みんなが集まってきてくれて、やっぱり太陽が出るとみんな元気になるじゃない。だから美穂ちゃんが来るとみんな元気になるっていう感じかな」と語り、最後は「かくれんぼしたいよね、またね。大人になってからのかくれんぼだよ。帰っておいでって思っちゃうよね。帰ってきて、ギューしてほしいよね」と涙ながらに語った。