映画「あさひなぐ」に乃木坂46生田や松村ら

2017/05/31 09:01 Written by Narinari.com編集部

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5月30日、「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中の大人気“なぎなた”コミック「あさひなぐ」(こざき亜衣/小学館)の舞台版上演終了後、映画版のキャストを発表するイベントを実施。すでに発表されている映画主演の乃木坂46・西野七瀬、共演の白石麻衣のほか、桜井玲香、松村沙友理、伊藤万理華、生田絵梨花が発表された。

舞台終了後、まず、映画の特報映像が解禁されることを知った観客からは「おぉー!!」という喜びの声と盛大な拍手。約1分の特報映像(//www.youtube.com/watch?v=ZRFpItthA_0)が流れ、映像の中でこれまで解禁されていなかったキャストが登場するたびに、鑑賞していたファンは喜びにあふれた。

映像の上映が終わると、MCの呼び込みで主人公・東島旭役の西野、宮路真春役の白石、そしてこのたび初解禁となる八十村将子役の桜井玲香、紺野さくら役の松村沙友理、野上えり役の伊藤万理華、最後に一堂寧々役の生田絵梨花が発表となり、全員がなぎなたを手に持ち道着姿で登壇。道着姿の凛とした姿勢のキャストたちに拍手と声援が送られた。

キャスト一人ひとりが挨拶した後、舞台「あさひなぐ」チームを改めて舞台上に呼びこみ、井上小百合、新内眞衣、若月祐美、生駒里奈、堀未央奈、衛藤美彩、北野日奈子が再び登壇。映画と舞台のキャストが並んでお披露目された初の機会となった。

主人公・東島旭演じる西野は、今の気持ちを問われると「こうして映画と舞台のキャストが全員集合したのは初めてなので、おもしろい画になっているんじゃないかな。私が客席から見たい」というと会場からは笑いが。齋藤は、舞台チームがなぎなたを始めるよりも先に映画チームが練習を始めていたことを明かし、大変なところも先に聞いていたという。そんな映画チームの苦労を知っている齋藤だからこそ、今回「特報映像をみて公開が楽しみになった」と、同じ苦労を経験した者同士の晴れ舞台を心待ちにしている様子だ。

さらに同じ旭を演じた西野、齋藤は役柄について語る。西野は「なぎなたをゼロから習うことが出来たのはいい経験になったので、これを機になぎなたに興味をもってもらえたら嬉しい」と撮影を楽しんだ様子。舞台で主人公・旭役を演じた齋藤は苦労を尋ねられると、旭を「すごく、素敵な、愛されるバカ」と称した。カッコ悪い姿を見せてしまう気持ちや、旭の真っ直ぐな気持ちを理解するのに時間がかかったという。

本作で八十村役を演じている桜井が、役作りに苦労した点も質問されると、人生初めての金髪にしたということで、役作りに対する意気込みを語りながらも、なぎなたに挑戦したことに最初は不安もあったそうで、「はじめてのなぎなたで『できるかな?!』と思いつつも、何かを一生懸命やることはこれだけ気持ち良いことなんだ、と感じることができた。いい時間を過ごすことが出来た」と答えた。

剣道出身者である役柄を演じるにあたり、井上自身は「なぎなたも剣道も初めて」と告白。「分からないことだらけだったものの、舞台組はなぎなたの先生と殺陣の先生もいたので、パフォーマンスとして魅せるなぎなたを学ぶことができて楽しかった」という。そして舞台ならではの苦労として、セリフのないシーンも「将子ちゃんらしさを演じられているかな」ということを気にかけていた。

原作を読んで一番感情移入できたのが、自らが演じた紺野さくらだったという松村。そんな松村と比較して「自分とは真逆だった」と語る新内。そのため、共感できないところが不安だったという。しかし原作を読むにつれ「感情移入ができるようになり、楽しく演じることができた」と明かした。

続いて、宮路真春役を演じた白石と若月。宮路は劇中でなぎなたが強い役どころでもあるので、なぎなた練習について聞かれると、白石は撮影時に「一番強い役柄だから厳しくいくよ」と先生から宣言されていたという。「断然に試合数も多かったので、覚えるのがすごく大変だった」と、ほかキャスト以上に練習を積み重ねた苦労を明かした。

若月は舞台ではアクションらしいシーンが多く、みんなを倒すシーンが大変だったそう。実際に上手い人の特徴を教えてもらいながら、「そのアドバイスが活かせていればいいな」と語るなど、練習に取り組む真剣な姿が垣間見える。

伊藤と生駒が演じた野上えりは台詞が多い役。なぎなたの練習に加えて演技面でも人一倍の努力が必要な役柄だが、伊藤は普段のメンバーやファンがみたら「違和感を覚えるんじゃないかな」というほどしっかりした役だ。圧倒的な台詞量に「やったことのない役を演じて大変だった」と明かした。一方の生駒は「台本を読んでいて涙してしまった」という。「日がたつにつれて野上えりという役と一心同体になれたし、もっと舞台の上で輝かせていけたらな」と熱く語る。

生田と堀は一堂役でライバルに当たる存在。生田はそんな強いライバル役を演じることになり、「動きを紙に書いて、動画とって、と練習をしてくのがテスト勉強の様だった」と熱心に練習したという。そして熊本弁を話す役柄とあって、やはり方言での苦労もあったそうで、岐阜出身の堀も方言の壁には当たったと同調、さらに一堂寧々というキャラクターの感情の起伏が激しかったところが困難だった振り返った。「だれかイライラさせてくれないかな?」と思うほど、自分とは正反対なので、方言と加えて感情面に苦労したと演技についても語った。

衛藤が演じるにあたり一番大切にしたことを尋ねられると、「役柄の優しさのなかにも厳しさがある役なので、短い舞台上でどう表現するかを大切にした」とコメント。北野は「部の中で一番強い役から二番目になってしまったコンプレックスを持っていて、そのコンプレックスが自分と重なる」という心境を明かす一面もあった。

ここまでの同役同士のトークセッションが終わると、舞台キャスト・映画キャスト全員で「団体基本」という型になり、大きなステージ全体を使用するように全員が配置。映画で野上えり役を演じた伊藤が整列しているキャストを代表し、「中段に構えてー、メンを打て!」と勢いのある声量のある肉声で合図を始め、他キャストが「メン!」と声をだし素振りを披露。それからも「コテを打て!」「振り上げてスネを打て!」と何種類か披露し、他キャスト全員がピッタリと息の合った型を振り、思わず息をのむほどの統一感を披露した。「一同、礼!」と伊藤さんが合図をすると、最後まで揃った姿勢で全員が礼。観客からは拍手にとどまらず、声援も響いた。

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