「香川使えよ」中国からも疑問、マンUファンの“監督解任要求”も。

2013/09/30 19:11 Written by Narinari.com編集部

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ドイツのドルトムントで目覚ましい活躍を見せ、昨年プレミアリーグのビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッドに移籍した香川真司選手だが、2シーズン目を迎えた今年は監督が代わって出場機会が激減しており、いまだこれといったインパクトを残せていない状況だ。そんな香川選手の境遇を心配するかのように、日本ではさまざまな議論を呼び起こしているが、お隣の中国でも、香川選手の境遇の変わりように驚きの声が漏れ始めている。

9月28日に行われたプレミアリーグ第6節マンU対ウエスト・ブロムウィッチ戦。香川選手はこの試合、今シーズン初のリーグ戦出場を果たした。34分には絶妙なクロスを上げ、MFアンデルソン選手のクロスバーを叩くヘディングシュートをお膳立て。続く38分にはペナルティエリア手前でボールを受けてシュートを放ち、守備面でも積極的に貢献している印象を受けた。しかし、モイーズ監督の評価は得られなかったようで、後半開始同時に18歳のMFヤヌセイ選手と交代を命じられ、記念すべき“今季リーグ戦初出場”はあっけなく幕を閉じてしまった。

この交代に関しては、地元英国でも日本でも物議を醸し、正しい采配なのかどうかの判断は難しいところだが、香川選手がピッチを後にした後、相手に先制点を決められ、最終的に敗れてしまったのは事実。特に今季のマンUは開幕6戦ですでに3敗目を喫しており、過去24年で最悪のスタートとなっている。

多くのマンUファンを抱える中国でも、ウエスト・ブロムウィッチ戦の敗戦はショッキングな出来事であったようで、試合後はさまざまな報道が飛び交うとともに、微博(中国版ツイッター)のマンUアカウントでは、モイーズ監督に対する「辞めろ!」コールが噴出した。同時に香川選手の境遇に関しても疑問を呈する声が多く書き込まれ、「香川もっと使えよ」「前半のプレーは良かっただろ。なぜ下げる?」「モイーズは単に香川が嫌いなのか?」「今のマンUでクリエイティブなプレーをできるのは香川だけなのにアホかこいつは」などと過激な言葉が並んだ。

中国メディアもそこまで過激な表現ではないものの、やはり香川の境遇には多少疑問を感じている様子。メディア3G門戸網は「モイーズ監督は『香川はコンフェデ杯出場の影響でコンディションが万全ではない』と言っていたが、今日の試合を見る限り、そんな印象は受けなかった」とし、香川選手の持つ技術や特徴が単にモイーズ監督から評価されていないだけではないかと分析する。

また、網易体育はプレミアリーグ公式スタッツのOPTA(オプタ)データを引き合いに出し、「香川は攻守ともに貢献していた」と評価。その上で「香川が交代した後半は中盤のコントロール力が失われた」とし、敗戦の理由のひとつに香川選手の交代があったという考えだ。

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