海外では珍しくないものの、日本、特に都市部ではほとんど見かけることがない移動遊園地の類。それゆえ遊園地と聞けば、決まった場所にある、それなりの規模の施設を連想する人が多いのではないだろうか。でも、東京のど真ん中の赤坂の赤坂サカスに、3月20日から1か月限定で“ミニ遊園地”が出現する。小規模・期間限定とはいえ、広い土地の少ない都心に遊園地のアトラクションが設置されるのは稀なケースだ。

赤坂サカスが企画しているのは、開業1周年を記念したイベント「花Sacas」。イベントスペースであるサカス広場には、TBSの番組とコラボした特別仕様の「TBSメリーゴーランド」が設置される。このメリーゴーランド、夜はライトアップも行われるなどムードも満点だ。（営業時間は平日11:00〜21:00、土日祝10:00〜21:00）

また、TBSが改編期に放送する大型番組「オールスター感謝祭」の人気コーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」で使われるコースに沿って「花サカストレイン」を運行する。「花サカストレイン」は36人乗り3両編成の客車を機関車がけん引する編成で、さながらトロッコ列車のようなアトラクションだ。夜はライトアップされた桜並木（天然記念物の福島県三春町「滝桜」の子孫樹や11種類約100本の桜）を走り抜ける。（営業日は3/20〜4/5. 4/11.12.18.19）

「花Sacas」の期間中は、ほかにTBSの番組関連ブースが用意されるほか、ステージイベントや音楽ライブ、ファッションショーなども行われる予定だ。

赤坂サカスは今回の“ミニ遊園地”のほかにも、今冬には30メートル×17メートル四方のスケートリンクを設置するなど、都心に大胆なアミューズメント空間を創出している。