ソニーが踊る音楽プレーヤー「Rolly」を正式発表、価格は39,800円。

2007/09/10 15:30 Written by コ○助

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8月末からネットで話題を呼んでいたソニーの謎の新製品「Rolly」。今月頭にはYouTubeにプロモーションムービーが流出し、それが音楽に合わせて回転しながら踊るタマゴ型の音楽プレーヤーであることが明らかになっていたなりね。「(『機動戦士ガンダム』に登場したロボット)『ハロ』のように可動する耳の部分がかわいい」「ソニーの挑戦心を感じる」との前向きな評価がある一方で、「iPodキラー」を期待していた層からは落胆の声も聞こえていたなり。

そんな「Rolly」が9月10日、ソニーから正式発表されたなりよ。姿を現した製品は、流出した動画と同じモノ。怪しい光を放つ、タマゴ型の音楽プレーヤーだったなりね。それでは簡単にスペックや特徴をまとめておくなり。

◎「Rolly」(ソニー製)
・製品カテゴリは「サウンドエンターテインメントプレーヤー」。
・ソニーが培ってきたサウンド技術とロボット技術を合体させた新しいタイプの製品。
・商品コンセプトは「Open Music:今まで楽しめなかった場所で、自由に音楽を楽しむ」「Share Music:音楽をみんなで楽しむ」「Feel Music:音楽を聴いて楽しむだけでなく、観て、感じて楽しむ」の3つ。
・音の指向性が少なく、ユーザーがどの位置にいても良い音を楽しめる180度水平対向配置ステレオスピーカーを採用。
・音を机や床などに反射させて立体的な音像を作り出す「バッフル効果」を活用。
・Bluetooth機能を搭載(対応パソコン、携帯電話、音楽プレーヤーと接続可能)。
・内蔵メモリは1GB。
・対応フォーマットはMP3、ATRAC、AAC形式。
・モバイルでの利用は想定しておらず、イヤフォン端子もなし。
・重量は300グラム。
・価格はオープンプライス(ソニースタイル価格は39,800円)。
・発売日は9月29日。

サイズ的には持ち歩くこともできそうなりが、イヤフォン端子がないことから、基本的には家の中で使用することを想定している模様。音楽プレーヤーとしての機能は180度水平対向配置ステレオスピーカーなど、音質にはこだわりを感じられるなりが、ほかに特別秀でている機能がある、というわけではなさそうなり。やはりロボット技術によって「自走」するという、その動きを楽しむ製品と言えるなりね。

また、「Rolly」はインターフェイスがほかの音楽プレーヤーとは一線を画しており、操作方法に大きな特徴があるなりよ。

◎「Rolly」の特徴的な操作方法
・本体の操作ボタンは電源スイッチとプレイボタンのみ(ディスプレイはなし)。
・曲送りや音量調整は、センサーを搭載した本体を動かしたり、回転させたりすることで操作。

ディスプレイを省いたのは曲名の確認などができないデメリットを伴うなりが、直感的な操作ができるのは良さそうなりよね。「本体を前後に少し動かすと『曲の送り/戻し』、大きく動かすと『グループの移動』」「(音量調整は)Rollyを掴んで時計回りに回すとアップ、反時計回りでダウン」(インプレスより)と、試してみたい衝動に駆られる操作方法なりよ。

価格が39,800円と、音楽プレーヤーというカテゴリでくくった場合には少し高価な製品の「Rolly」。でも、「エンターテインメントロボット+α」としての価値を感じられれば、決して高いモノではないかもしれないなり。皆さんはこの新しいタイプの音楽プレーヤー「Rolly」、食指は動くなりか?

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