Wikipediaが年内にも検索サービスを開始、初年度から日本語版も。

2007/03/18 10:39 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


もともとは米国の個人サイトながら、いまや261言語というグローバルな展開を見せ、日本からの利用者も1484万人/月に到達するなど「史上最大の百科事典」を目指してばく進するWikipedia。目立ったライバルもなく、すっかり唯一無二のサービスとして定着しているなりよね。コ○助の周囲にも「Wikipediaがなければ、ネットでの調べごとの楽しみが半減する」という人が少なくないなりよ。

先日も別の記事でご紹介した通り、Wikipediaは運営費用を寄付で賄っている非営利のサイト。運営するウィキメディア財団が年に1度程度、寄付金を集めるキャンペーンを行い、サーバ代や人件費に充てているなりね。その額は日本円にして1億円程度なのだとか。ただ、サービスの規模が大きくなればなるほどコストが増大になっているため、そろそろ運営の構造を変える必要が出てきているようなりよ。

Wikipediaが準備を進めているのは、検索サービスへの参入。Wikipedia創設者であるジミー・ウェールズ氏は読売新聞のインタビューの中で、年内にも検索サービスを開始することを明らかにしているなりよ。正確にはウィキメディア財団は非営利のままでWikipediaの運営を続け、ウェールズ氏が経営するネット企業のウィキア社が検索サービスを担当。GoogleやYahoo!などと同じ手法で広告収益を上げ、Wikipediaに資本を投下していく考えのようなり。

検索サービスは米国はもちろん、日本でも初年度から提供する計画。2001年にGoogleが登場して以降は大型の検索サービスが現れずにいるだけに、Wikipediaには期待したいところ。なかなか検索サービスで「違い」を出すのは難しく、実際に新しいサービスを試しても「GoogleやYahoo!で十分」という結論に達することが多いなりよね。Wikipediaの検索サービスは「らしさ」を打ち出したものになりますように。

ちなみに以前からNarinari.comでもお伝えしているように、今年は中国最大の検索サービス「百度」も日本上陸予定。久しぶりに検索サービス界隈が賑やかな年になりそうなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.