生誕40年、カート・コバーンの生涯をまとめた完全記録集が発売。

2007/01/23 11:31 Written by コジマ

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1990年代、凶暴なまでに激しい楽曲と絶望的な歌詞で若者を代弁したニルヴァーナ。そのソングライターでフロントマンのカート・コバーンが猟銃自殺してから、13年。これまでに多くの歌が生まれてきたけど、「ハロー、ハロー、気分は最悪かい?(hello, hello, hello, how low?)」というネガティブな歌詞は、今でもさまざまな世代の心をとらえているのだ。

昨年は映画やベスト盤、ファッションと日本でもムーブメントとなっていたカート・コバーン、英音楽誌NMEの「ロックを変えたヒーロー50人」米経済紙フォーブスの「死後に稼いだ有名人ランキング」で1位に選ばれたのだけど、その生涯をまとめたヴィジュアル・ブック「カート・コバーン ニルヴァーナ・デイズ完全クロニクル」がブルース・インターアクションズから2月16日に発売されるのだ。

著者のキャリー・ボルツィ=ヴレナは、元メンバーであるクリス・ノヴォセリックとデイヴ・グロール(フー・ファイターズ)、仕事仲間からの証言や、ツアーの公式日程、所属レーベルのゲフィン・レコードやマネジメント担当のゴールド・マウンテン社などの関連団体から提供されたプレス資料、手紙、警察の報告書、裁判資料、自殺後の検視報告書、死体検案書などの膨大な資料を元に、“ジョン・レノン以来、最も惜しまれたミュージシャン”の実像を迫っている。カートが過ごした日々の1日1日を簡潔に紹介し、未公開の写真を加えて解説しているのだ。

証言者のリストには妻であるコートニー・ラヴの名前はないのだけど、彼女と娘のフランシス・ビーンの話はぜひ読みたいのだ。“関係者”の中には、親交のあったソニック・ユースのメンバーも含まれているのかな。

B5判ハードカバー装丁で価格は3990円。カートの没年である1994年にちなんで、1994部の完全限定生産。特典としてポスターが付いてくる。ニルヴァーナ関連の本は数冊持っているのだけど、未公開写真は必見かも。予約しようかな。

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