海外で2006年に流行ったモノは? 世界のヒット商品番付。

2007/01/03 18:06 Written by コ○助

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年末にはさまざまな企業がその年の「ヒット商品」を番付やランキングにして発表しているなりが、それらはあくまでも日本国内での「ヒット商品」をまとめたもの。でも、100の国があれば100の傾向があるのは当然のことで、日本とは異なる「ヒット商品」が必ず存在しているはずなりよね。そうしたほかの国の「ヒット商品」は、情報が発達した今でもなかなか知る機会がないなりが、元日付けの日経流通新聞が、世界各地の支局記者に選ばせた「世界のヒット商品」を紹介しているなりよ。

紹介しているのは世界14か国。その中から、興味深い傾向が見られた国をいくつか見ておくことにするなり。

◎米国の2006年ヒット商品
1位 SNS(ソーシャルネットワークサービス)
2位 エタノール入りガソリン
3位 エアボーン(風邪予防の栄養サプリメント)

まず最初に見ておきたいのは、今年の日本のヒット商品にも影響を及ぼす可能性の高い米国の状況。IT先進国だけに、1位にはSNSが選ばれているなりね。日本でも2006年は最大手「mixi」が上場を果たすなど、社会的にSNSが認知されるきっかけとなったなりが、米国では世界最大のSNS「MySpace」が会員数1億2,500万人を突破するなど、社会インフラのひとつとして欠かすことのできない存在へと大きく成長した年だったなりよ。2位のエタノール入りガソリンは車社会の米国らしいもの。ガソリン価格の上昇を受けて、代替エネルギーへの社会的な関心が高まりを見せ、エタノール入りガソリンがヒットしていたというなり。3位のエアボーンは日本ではまだ聞き慣れない商品なりが、薬草やビタミンなどを混ぜて作った7ドル前後のこのサプリが話題になっていたなりね。

◎中国の2006年ヒット商品
1位 ペットブーム
2位 「加油! 好男児」(テレビ番組)
3位 劉翔(陸上選手)

中国の1位は北京や上海などの大都市圏を中心としたペットブーム。特に海沿いの都市では所得水準が上がり、生活者のライフスタイルが様変わりしてきたことは随所で言われていることなりが、その象徴とも言えるのがペットブームだったなりね。上海では50万頭もの犬が飼われており、ペット用の結婚紹介所や墓地も登場してきているというなり。2位の「加油! 好男児」は男性歌手を発掘するオーディション番組。もともと女性歌手を発掘する「超級女声」なる番組がブームになっていたなりが、2006年にその男版とも言える「加油! 好男児」がスタート、初代チャンピオンに選ばれた蒲巴甲さんはスターへと駆け上ったなりよ。日本で言うところの「ASAYAN」のようなものなりか。3位の劉翔は陸上の100メートル障害で、13年ぶりに世界記録を塗り替えた選手。中国内での人気が高く、大手企業のCMに立て続けに起用されるなど、スポーツ選手の中では屈指の人気者になったなりね。

◎英国の2006年ヒット商品
1位 サイダー
2位 男の整形
3位 借金返済制度「IVA」

英国の1位は意外(?)にもサイダー。昨夏の英国は例年に比べて暑く、長かったことも手伝い、サイダーの人気が爆発。中でもアイルランドの銘柄「マグナーズ」の高級サイダーが大当たりしたそうで、製造元のC&C社の業績も大幅に伸びたなりよ。2位の男の整形は主に富裕層で起きたブーム。日本で言うところのプチ整形が人気を集めたようなり。3位の借金返済制度「IVA」は「債務の一部を債権者との合意に基づき長期にわたって返済する制度」なりが、前年に比べると利用者が2倍半にも増えたのだとか。一般庶民が苦しい生活を強いられている現状が浮き彫りになった一年だったなりね。

ほかにも日経流通新聞ではフランスやドイツ、ブラジル、タイなどのヒット商品も紹介されていて、なかなか面白いなりよ。気になる人はぜひチェックしてみてくださいなり。

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