トラブル・メーカーの若者を撃退する新兵器とは?

2005/12/02 14:03 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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別にすべてのティーンがそうだとはいいませんが、どこの国でも「まったく今の若いモンは!」といった言葉が表すように(上の世代から見ると)10代の若者にはトラブル・メーカー的なステイタスがありますよね。

英国のウェールズ地方、マーサ・ティドヴィルという町でも、ショッピングモールや、スーパー、はたまたその駐車場などでたむろしては、タバコを吸ったり、通行人に毒づいたり……といったティーンが問題視されておりました。なんとかして彼らをこれら公共の場から遠ざけたい!と考えたのが、発明家のハワード・ステイプルトンさん。彼はヒトの加齢によって変わる聴力に着目し、高い音波を発生する機械を作成しました。

これは大人の耳には何も聞こえないが、子供やティーンには耐えられない不快として感じる音程を流すマシンなのです。ターゲットのお客層には人畜無害、だけどトラブルな若者には撃退効果バッチリという嬉しい方法ですね。音だから公害の心配ナシ。地球にやさしいです(笑)。

蚊が飛んでいるような高いピッチの音。確かにあれはイライラします。これを放出するマシンを試しにスーパー・マーケットに置いたところ、見事10代以下の少年少女を追い出すことに成功したとか。ステイプルトンさんはこの機械の発明で一躍有名人として、今英国のみならず、カナダやアメリカからも取材や、ビジネスの商談が来るようになっているそうです。

でも、これを実際お店に配置されたとして、私のように小さい子供をつれて買い物したい場合は、泣き喚かれそうですが(笑)。出来れば10歳以下にも聞こえませんといった不快音だと完璧なのになぁ。

それにしても最近とみに「まったく今の若いモンは!」と口から出てしまうウォール真木。立派なおばさんだよなぁ、本当に。とほほ。

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