阪神、タフィ・ローズ外野手獲得に向け調査を開始。

2005/09/20 10:01 Written by コ○助

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年俸に見合わぬ成績と、たび重なる首脳陣批判、怠慢プレーなどから、今季限りで巨人を退団する可能性が高いと言われているタフィ・ローズ外野手。すでに退団を見越して横浜とオリックスが獲得に向けた調査を開始しているという話題はお伝えしたなりが、今度は阪神もローズ選手の獲得に名乗りを上げたなりよ。まだ巨人の保有選手なので表立って獲得表明をしたわけでは無いなりが、オフにはローズ選手を巡る激しい争奪戦が繰り広げられそうな気配になってきたなりね。

阪神がローズ選手獲得に向けて、すでに調査を進めていると報じているのは日刊スポーツ。記事によると、日本での通算360本塁打、993打点という確かな実績と、今年が来日10年目で日本人選手扱いになっている点の評価が高く、今季の5億5,000万円の年俸も来季は低めに押さえられる可能性が高いことから、年俸2億円前後を想定しながら調査を進めていくというなりね。また、ローズ選手が近鉄時代に指導を受けていた正田打撃コーチが、現在は阪神のコーチを務めていることもポイントとして挙げられているなり。近鉄時代と同じ関西圏でプレーするわけだし、確かに環境的には阪神は悪い選択肢では無いのかも。

ただ、ファンからすれば、ローズ選手の獲得は微妙な心情にならざるを得ないなり。借りにローズ選手が阪神に入団した場合、起用されるポジションはライト、もしくはファースト。ライトで起用された場合には浜中おさむ外野手や桧山進次郎外野手は控えに回ることになるだけに、そこまでしてローズ選手をはめ込む必要があるのは正直疑問なところではあるなり。また、ファーストとして起用された場合には、現在ファーストを守っているアンディ・シーツ内野手がセカンドで起用される可能性が出てくるため、そうなると玉突きで藤本敦士内野手や関本健太郎内野手が控えに回ることに。

いずれにしても、すでに戦力的には十分な厚みのある阪神なので、レギュラーで出られる力を持つ選手が控えに回らざるを得ない状況を作るのは、あまり良策では無いように思うなりよ。阪神は金本知憲外野手が37歳、桧山選手が36歳と外野手が高齢化しつつあるので、若手の育成もしていかなければならない時期に差し掛かっているなりからね。来年はそろそろ「将来の4番」として育成が進められている桜井広大外野手などの若手にも、1軍でプレーしてもらわないと困るなり。

ローズ選手が阪神に来たら来たでそれなりに活躍はしそうなりが、ファンの間でも賛否が分かれるのは必至。果たして本当に阪神はローズ選手の獲得に乗り出すのか。横浜、オリックスの動向ともども、目が離せないなりね。

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