巨人のタフィ・ローズ外野手が帰国、今季限りで退団へ。

2005/08/19 19:15 Written by コ○助

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若手選手中心の打線に組み替えてから、何やら小技の利いた攻めや繋がりが出てきた巨人なりが、巨人低迷の「元凶」の一人とされるローズ選手は9日に出場選手登録を抹消。右肩痛の治療とリハビリに専念していたなりが、本人たっての希望である米国での治療を球団側が了承し、19日に日本を発ったなりよ。だいたい外国人選手がシーズン途中に日本を離れるのは、本当にやむを得ない場合と、もう日本に戻る気が無い場合の2パターンがあるなりが、ローズ選手はどうやら後者の可能性が高いなりね。

2003年オフに近鉄から巨人に移籍したローズ選手は、移籍1年目の2004年は球団やファンの期待に見事に応え、打率.287、45本塁打、99打点。立派に主砲の役目を果たし、今季も当然主砲としての活躍を期待されたなりが、右肩痛の影響もあって打率.240、27本塁打、70打点(8月18日現在)と不本意な成績だったなり。まあ残り試合を考えれば、打率以外の成績には及第点を与えられるかもしれないなりが、チャンスで打てない、両リーグ最多の125個の三振を喫しているといった点を考えると、やはり5億4,000万円に見合うだけの成績とは言い難いなりね。

また、4月26日のヤクルト戦での怠慢プレーを叱責した弘田外野守備コーチと衝突し、「ジャイアンツ下手くそ、大嫌い」と暴言を吐いたほか、清原選手や阿部慎之助捕手のプレーを批判し、7月には一部スポーツ紙がローズ選手の去就について報道したことに腹を立て、「新聞見た。オレ、クビ。来年、オレここにいない」と発言。それ以外にも打順や打撃練習を巡ってたびたび首脳陣と衝突を繰り返しており、すでに早い段階から、契約が切れる今年限りで巨人を退団する可能性を示唆していたなりね。

さらに、あくまでも憶測の段階なりが、今オフに巨人が西武のアレックス・カブレラ内野手獲得に動くと噂されていることも、ローズ選手の去就に大きな影響を与えているなり。カブレラ選手は以前から巨人入りを希望していると伝えられているなりが、巨人側としてもローズ選手を解雇することで浮く資金をそのままカブレラ選手に投入できるため、問題ばかり起こす割に成績が振るわないローズ選手を解雇するとの見方が強いなりよ。ローズ選手が来年も巨人でプレーする意思を持とうが、持つまいが、巨人側も契約を更新する意思がないと言えそうなり。

とはいえ、ローズ選手は日本で10年もプレーし、日本の助っ人史上最多の360本もの本塁打を放っている大打者。右肩痛が完治し、気持ち良くプレーできる環境が整えば、再びバットが火を噴く可能性は高いだけに、他球団が獲得に動く可能性は十分ありそうなりよね。特に、「最低でも10億円の補強をする」と豪語している楽天あたりは、DHで起用すれば守備の負担もないし、知名度抜群の選手が加入することはプラスだろうし、良い選択だと思うなりがどうなりか。

今年は打撃不振、怠慢プレー、球団批判と、その輝かしい経歴にミソを付けてしまったなりが、ローズ選手の豪快なホームランをまだまだ見たいというファンも多いはず。来年は巨人のユニフォームを着ている可能性は極めて低いなりが、ほかのチームで、伸び伸びとプレーする姿を、また見せて欲しいものなり。

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