NTTドコモ、第2世代の携帯電話開発を年内に停止へ。

2005/05/26 11:03 Written by コ○助

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第3世代携帯電話のFOMA(90x、70xシリーズ)がスタートした時点で、ゆるやかに第2世代のmova(50xシリーズ)は終焉を迎えることは予定されていたことではあるなりが、具体的に「年内停止」という記事が日経新聞に出ているなり。2006年夏に本格運用が予定されている「番号ポータビリティ」(携帯電話の番号をそのままに、キャリアを乗り換えられる制度)に合わせ、FOMAに注力する戦略を鮮明に打ち立てることになったなりね。

記事によると、年内に発売されるmova端末は残り2機種程度で、これを最後に第2世代の携帯電話開発を終了。NTTドコモの方針を受けて、すでにNECとパナソニック モバイルコミュニケーションズなどはmova端末の新規開発を終えているというなり。ただ、4月末日時点で依然としてFOMAユーザー(12,239,900契約)の3倍近いmovaユーザー(36,835,700契約)を抱える(電気通信事業者協会のデータより)NTTドコモなので、movaユーザーを切り捨てるというわけではなく、一応現行の機種の継続生産をメーカーに要望しているようなりよ。まあ、それでも新機種が出ないので結局はFOMAに移行せざるを得ない状況が作られるわけなりが。

日経新聞の記事には出ていないなりが、movaの人気機種「premini」を開発しているソニー・エリクソンも、先日発表された「premini-IIS」の記者会見の席で「同シリーズは4機種となったが、これで我々の目指すpremini像、世界観が完成した」と一段落付いたとのニュアンスの発言があったので、ソニー・エリクソンもmova端末の開発を終了している可能性は高そうなり。「premini」の開発も一段落、mova端末の開発は終了、ということはいよいよNTTドコモユーザー待望の「ソニー・エリクソン製FOMA」が登場するという流れになりそうなりか。それはそれで、NTTドコモユーザーの喜ぶ顔が目に浮かぶなりね(笑)。

先日発表された「901iS」シリーズで、これまでFOMAでは利用されてこなかった800MHz帯をエリアとして加えた「FOMAプラスエリア」に全機種を対応させるなど、FOMAの使い勝手向上にNTTドコモが力を入れていることは伝わってくるなりが、まだまだ「FOMAだと繋がらない」「端末の価格が高い」「そんな高機能は必要ない」というユーザーの声が多いのも事実。mova端末の開発を打ち切る以上、ユーザーにはmovaと代わらぬ、もしくはそれ以上の使い勝手を提供する義務がNTTドコモにはあるだけに、今冬から来春にかけて発売されるであろう「902i」「902iS」「701i」シリーズの充実に期待したいところなり。

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