常識を覆すジャム、注目集める「コンフィチュール」。

2005/02/17 11:55 Written by コ○助

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2月13日に「表六本木生活マニュアル」に書いた「『新感覚』のジュレを求めて。」という記事の中で、「ロミ・ユニ・コンフィチュール」というブランドをご紹介したなりが、ちょうど良いタイミングで16日付けの日経流通新聞でも「ロミ・ユニ・コンフィチュール」が取り上げられていたなりよ。なにやら最近、コンフィチュールが来ているというなりね。

コンフィチュールとは、フランス語でジャムのこと。すなわち「コンフィチュール=ジャム」ということになるなりが、昔からおなじみのジャムとは異なる、野菜やミルクといった素材を使ったり、お酒やスパイスを加えるといった全く新しい感覚のジャムのことを、あえてコンフィチュールと呼ぶようになってきているなりね。ちなみに前述の「ジュレ」とは、ジャムの中でも特に果実を使ったサラサラのものを指す言葉で、コ○助が「表六本木生活マニュアル」で書いていたのは、狭義の意味でのジャムのことなり。

しかし、コンフィチュールという言葉自体を初めて聞いたという人も多いと思うなりが、実際「新しい感覚」と言われてもピンと来ないなりよね。具体的には、例えばトマトやピーマンといった素材を使ったコンフィチュールを料理の添え物として使ってみたり、マスタードを入れたイチジクやプラムのコンフィチュールを生ハムと一緒に食べてみたり。そのほかにも、あんことパッションフルーツを合わせたもの、チョコレートにコーヒーを合わせたものなどなど、本当に自由な発想で従来のジャムとは異なるものが登場してきているなりよ。

もともとは数年前からフランスで、2年ほど前から日本のパティシエの間で話題となっていたようなりが、昨年10月には東京・銀座に専門店「コンフィチュール・エ・プロヴァンス」がオープンして口コミで話題となり、今年3月には東京・深沢に超人気パティシエの辻口博啓シェフが手がける専門店「コンフィチュール・アッシュ」がオープン。いち早くコンフィチュールに力を入れてきた「ロミ・ユニ・コンフィチュール」と合わせて、徐々にコンフィチュールブームが起きているというなりよ。「コンフィチュール・エ・プロヴァンス」と「ロミ・ユニ・コンフィチュール」だけだとブームとしてのインパクトが弱いなりが、辻口シェフが絡んでくると、マスコミも一気に乗っかって来そうな予感がするなりねぇ。

コ○助はまだ「ロミ・ユニ・コンフィチュール」のコンフィチュールしか食べたことが無いなりが、確かに普通のジャムに比べるとずっと味が良くて、初めて口にした時には少しばかり衝撃を受けたなりよ。バゲットに付けても良し、ヨーグルトにかけても良し。価格が650円からというのが贅沢な感じはするなりが、買って損した気分になるような代物では無いなりね。むしろ650円でも納得できるお値段かもしれないなり。ちなみに、「ロミ・ユニ・コンフィチュール」では季節ごとに50種類、年間200種類以上のコンフィチュールを発売しているというなりよ。恐るべきバリエーションの多さなりね。

これまで見たことが無いようなコンフィチュールの登場で、今後ジャムの市場全体が注目される可能性は十分。パンやヨーグルトに付けて食べるという固定観念を取り去り、料理などにも応用されながら、新しいジャムの在り方が作られていくことになるかもしれないなりね。皆さんもぜひコンフィチュールにご注目下さいませ。

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