ダイエー、今月中にもソフトバンクに球団売却へ。

2004/11/09 05:57 Written by コ○助

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10月18日にソフトバンクが買収表明をして以来、球界再編の第2ラウンドとして注目を集めているダイエーホークスなりが、当初、球団の売却先が決定するのはダイエー本体のスポンサー企業が決定する12月以降となる上に、スポンサー企業の意向によって売却されるかどうかが決まると言われていたため、スケジュール的に来季開幕からのソフトバンクによるホークス保有は厳しいとの見方が強かったなりよね。

ところが、11月3日にNHKなどが一斉に「ダイエーがソフトバンクに球団株を譲渡する」と報じたあたりから事態は急変。ダイエー関係者からはこの報道を否定するコメントも出されたりしていたなりが、どうやら水面下ではしっかりと進められているようで、今月末までに正式な売買契約を結ぶ方向で調整に入っているようなり。

ソフトバンクに追い風となったのは、今年3月に結ばれたという米投資会社コロニー・キャピタルとダイエーの間に存在する密約。11月5日に判明したこの密約は「ダイエーが経営難に陥った場合、コロニー・キャピタルが球団の売却先候補を指定できる」という内容で、この密約をダイエー側が拒否することができないようなものになっていると言われているなりね。

また、売却金額についても決められており、その金額は「50億円」。西武に浮上した球団売却の想定額が200〜250億円と報道されていたのに比べると、その額がいかに小さいかが分かると思うなり。まあ西武はちょっと吹っかけ過ぎなりが、新規参入した楽天も初年度コストとして約60億円程度を見込んでいることを考えれば、パ・リーグの人気球団にして常勝球団のダイエーが50億円というのはいかにも安いという印象なり。

ソフトバンクはホークス買収表明以降、ダイエーやコロニー・キャピタルを訪れて再三協議を行っているようなりが、現時点でソフトバンク以外に正式にホークス買収に名乗りを上げている企業が無いことに加え、球団強化のために投資を惜しまないというソフトバンクの姿勢を評価。コロニー・キャピタルもソフトバンクへの売却することを了承、現在はダイエーとコロニー・キャピタルとソフトバンクの三者で最終調整に入っているようなり。

最終的にホークス売却の決定権を持つ産業再生機構も、「ダイエーが売却を決めた経緯や理由を明確に説明することを条件に、ソフトバンクへの売却を認める方針」ということなので、このまますんなりと決定しそうな流れとなっているなり。密約の存在は後から分かったこととはいえ、ソフトバンクは50億円でホークスを手に入れられるなんて、ウマウマな買い物になったなりねぇ。

まだ水面下での動きの情報なのでよく分からない部分も多いなりが、とりあえず正式発表の日を待ちたいと思いますなり。(H.S.さんサンキュなり!)

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