「海外でメールやEZwebを」auのデータローミング戦略。

2004/05/25 13:30 Written by コ○助

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auはこれまで「GLOBAL PASSPORT」の名称で海外ローミングサービスを展開、12の国および地域(韓国、中国、タイ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、香港、サイパン、ハワイ、グアム)で通話が可能となっているなりが、先日発売された三洋電機製の「A5505SA」ではいよいよ海外でのメールやEZwebに対応したなりね。

ちなみにボーダフォンは94の国および地域で通話のローミングサービスを提供中。海外でのサービス展開に関しては、auはボーダフォンに遅れを取っていると言えるなりが、まあそこは世界企業のボーダフォン相手なので、ある程度は仕方ないところなりか。

auのメールやEZwebのデータローミングサービスは当面は韓国内だけのサービスになるなりが、日本にいるのと同じ感覚でメールのやり取りや、EZwebで情報チェックといったことができるようになるなりね。最近流行のブログなんかは携帯電話から更新することができるタイプのものも多いので、海外にいながらにして携帯電話から更新! なんてことも普通にできるようになるわけなり。また、旅行先で撮影した写真をメールに添付して送る、とか。これまでの通話のローミングサービスにはなかった魅力が加わり、「GLOBAL PASSPORT」の利便性がグッと上がることになったなり。

こうしたデータローミングサービスの今後の展開などについて、auの商品企画本部 モバイルサービス部 サービスグループ 課長補佐の千葉哲也氏のインタビュー記事がインプレスに出ていたのでご紹介を。

「基本的に国内で使われているメール、携帯によるインターネットが可能です。Cメールは受信のみ無料で利用可能です」
「韓国は比較的新しいものを受け入れる姿勢が強く、韓国側も我々日本側もそれぞれ1xエリアのパートナーと話を進めてきた結果、韓国のSKテレコムが一番早く話しがまとまりました」
「(パケット代は)国内の料金と比べてしまうと、どうしても高い印象があると思います。しかし、今後安くなる可能性も十分にあります」
「(GLOBAL PASSPORTの)対応端末は三洋しか発売していませんが、我々としては他メーカーさんにも開発していただきたいと考えています。ただ、コストの面も含めて、メーカーさんもシビアなところで開発しているので何とも言えません」

最近は海外旅行の際にも携帯電話を持参していく人が多いなりが、単に空港の行き帰りで携帯電話が必要なだけで海外では電源を落としているというよりも、実際に海外で使えるほうが何倍も楽しみが増すなりよね。特に時差のある海外と日本との連絡手段としてメールが活用できれば、もっと海外が身近になるはずなので、auを含めた携帯電話事業者にはぜひともデータローミングサービスの普及に力を入れて欲しいものなり。

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