俳優の鈴木亮平(42歳)が、4月11日に放送されたトーク番組「あさイチ」(NHK)に出演。大河ドラマ「西郷どん」における、渡辺謙と初共演のメイキング映像を見て、「いま、初めて気付きました。やっぱり先輩としての思いというか気遣いに」と語った。

映画「花まんま」に出演している鈴木亮平が、宣伝を兼ねて番組のゲストとして登場。鈴木は現在の朝ドラ「あんぱん」の脚本家・中園ミホが手掛けた朝ドラ「花子とアン」、大河ドラマ「西郷どん」に出演しており、特に「西郷どん」は人生の大きな区切りとなったと話す。
鈴木は「西郷どん」で共演した渡辺謙から特に影響を受けたそうで、渡辺との初共演のシーンで相撲を取ることになったが、渡辺からの提案でリハーサル無しの真剣勝負になったという。
鈴木は当時のメイキング映像を見て、少し目を潤ませて「(渡辺が演じているのは)殿なので、ほとんど、こう、会話もしてくれなくて。顔合わせの日に少し挨拶をしてくれただけで『もう、ここからはお前とはそういう(役者同士の)関係じゃないからな』っていうふうに仰って以来1度も会話していなかった。僕からすると、渡辺謙さんですし、殿でもありますし、初めて至近距離で土俵の上で見合った時に、顔をちゃんと見たと言いますか。目力がすごくて、この土俵のシーンはいま思い出してもドキドキしてくる」とコメント。
鈴木は渡辺が立ち合いのときに肘を入れてきたため、「後はもうほとんど覚えてない」と言うほど面食らったと話したが、「ちょっと反省しますね。普通だったら、あれだけの年齢差があったら、僕が謙さんに終わった後『大丈夫でしたか?』って言わなければならないのに、やっぱり謙さんが『大丈夫か?』って。いま、初めて気付きました。やっぱり先輩としての思いというか気遣いに」と話し、渡辺のような「先輩でありたいな」と語った。