三谷幸喜氏「死にたいと思ったことだって、実はある」踏みとどまった理由語る

2024/02/04 05:23 Written by Narinari.com編集部

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脚本家の三谷幸喜氏(62歳)が、2月3日に放送された情報番組「情報7daysニュースキャスター」(TBS系)に出演。漫画「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなったニュースについてコメントし、三谷氏自身も「本当に全部投げ捨てたいと思うし、死にたいと思ったことだって、実はあるんですよね」と語った。

漫画「セクシー田中さん」の原作者である漫画家・芦原妃名子さん(享年50)が亡くなったニュースを番組が取り上げ、デザイナーや弁護士の立場からのコメントが出た後に、脚本家である三谷氏にもコメントが求められた。

三谷氏は原作者や映像化される作品の脚本家への意見を述べた後に「もう1個いいですか? 僕の話になりますけど。僕も今まで長い間、仕事してきて、こんな仕事辞めよう! とか、なんでこんな思いしなくちゃいけないんだ、なんでみんな分かってくれないんだ、なんで僕が作ったものを勝手にいじってしまうんだ! って思ったことも何度もあるし、本当に全部投げ捨てたいと思うし、死にたいと思ったことだって、実はあるんですよね。のほほんと書いているように見えるかもしれないですけれども」と三谷氏自身も苦しい思いをした経験があると明かす。

そして三谷氏は「その時、僕は踏みとどまったんですよ。なんで踏みとどまったかというと、やっぱり僕は書いたものに対して責任があるし、もしかしたら、これから書くものに対しての責任があるし、今、書いてるものにも責任があるし。たぶん、この先自分が作ったものを楽しんでもらう人達がいるとするならば、やっぱりその人達に、変な感情で読んでもらいたくないし見てもらいたくないっていうのがあったから、僕はここは踏みとどまらなきゃいけないなと思うんですよね」と話した後で、「踏みとどまってほしかったですね」と芦原さんへの思いを伝えた。

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