アンジェラ・アキが10年ぶり“再始動”、新曲など日本での活動再開を発表

2023/11/22 04:00 Written by Narinari.com編集部

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シンガー・ソングライターのアンジェラ・アキが11月22日、東宝ミュージカル「この世界の片隅に」への音楽制作参加と同時に、約10年ぶりに日本での活動再開を発表した。2024年2月7日に、同ミュージカル楽曲より、「この世界のあちこちに」を配信リリースする。

2005年にシングル「HOME」でメジャー・デビューし、翌年12月には日本武道館にて史上初となるピアノ弾き語り単独ライブを大成功させるなど、デビュー当時から話題の絶えないアンジェラ・アキ。2008年にはシングル「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」がプラチナディスクを獲得、リリ-スから15年が経った現在も国民的合唱・卒業ソングとして日本全国で歌い継がれている。

そして2013年、日本での活動停止を発表。以前からの目標であったミュージカル音楽家になるべく、2014年に渡米し、作曲を一から学び直した。

2016年にはウォルト・ディズニーの短編ミュージカル作品に作詞家として参加、ミュージカル音楽作家としての一歩を踏み出し、ブロードウェイ作品のプロジェクトにも関わり始める。また、作詞・作曲家として日本のアーティストたちにも楽曲提供を開始するなど、精力的に活動を行ってきた。

そして2024年、東宝ミュージカル「この世界の片隅に」への制作参加と同時に、日本での活動を再開。2024年2月7日に、ミュージカル楽曲より「この世界のあちこちに」を配信リリースする。本作は2024年5月から日本全国で上演される東宝ミュージカル「この世界の片隅に」のために書き下ろした楽曲。ミュージカル本公演用に制作した楽曲をリアレンジ、自ら歌唱したもので、言わば“ミュージカル音楽作家”として作った楽曲を、“シンガー・ソングライター”アンジェラ・アキが歌う作品となる。

日本でのリリースは2014年3月にリリースしたベスト盤「TAPESTRY OF SONGS-THE BEST OF ANGELA AKI-」以来、新曲としては2013年7月リリースのシングル「夢の終わり 愛の始まり」以来、約10年ぶりとなるだけに、大きな注目を集めそうだ。

10年ぶりの日本での再始動に関してアンジェラ・アキ自身は「このたび『この世界の片隅で』ミュージカルに音楽担当として参加させていただくことになりました。ミュージカルの音楽作家になりたくて、10年前にアメリカの音楽大学に入学し、作曲を学び直しました。その学びの体験を経て、この素晴らしい作品に巡り会えたことを心から光栄に思っています。そして、この作品の発表をもって日本での活動を再開させていただきます」とコメント。

さらに「シンガー・ソングライターとして曲を書くことと、ミュージカル音楽作家として曲を書くこと。その一番大きな違いは、視点です。シンガー・ソングライターとして曲を作るときは私の個人的な視点で書きますが、ミュージカルの場合はキャラクターの視点。そのキャラクターがどの場面で何を感じているのか、その視点になって、言葉ではなくまず音で考えてみる。そのときにどんな音が鳴っているのが正しいのかを探していく。難しいことではあったけれど、ものすごくやりがいを感じている自分がいました。ミュージカルは総合芸術。関わる全員が答えを探し、何度も書き直したりしながら一緒に作品を作り上げる。この喜び、この経験は、一回やって“楽しかったな”で終われるようなものではありません。私は日本語にこだわりながら、ミュージカル音楽を一生作り続けていきたい。そう思っています」と語っている。

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