音楽プロデューサーのつんく♂が11月17日、自身のTwitter(X)を更新。訃報が伝えられたシンガーソングライター・KANさん(享年61)を追悼している。

※※※ ※※※ ※※※
KANさんへ
ご訃報に接し、
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
僕がデビューしたころ、
同じプロダクションの先輩であるKANさんとは、
レコーディングスタジオや事務所でもよく顔を合わせました。
まだ無名の僕に「元気?最近どうなの?」なんて声をかけていただくんですが、
どっからそんな発想でこんな話が出てくるんだろう・・・
ってぐらい冗談しか言わないのがKANさんでした。
音楽のこと、歌詞についてなどの会話はまったくしませんでしたね。
そういう意味で音楽論等、何かを直接具体的に教わったわけではないですが、
レコーディングをしている姿や、KANさんの作品を通じて、
本当にたくさんいろいろなことを教わりました。
「メロディとは何か」「歌詞とは何か」「音楽とは何か」、ということだけでなく、
スタッフへの接し方、レコーディングへの姿勢、コンサートの準備、
後輩や先輩との距離感などなど、KANさんの後輩でよかったと思う事ばかりです。
闘病なさってるということは聞いておりましたが、
この度の悲報は本当に悲しくて悔しく残念でなりません。
一緒に作った「スッピンと涙。」、これからも大切にします。
KANさん、ほんま寂しいです。
どうぞ安らかにお眠りください。
本当にありがとうございました。