介護バイト歴8年のEXITりんたろー。が語る“介護現場のリアル”

2023/11/06 17:44 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・EXITのりんたろー。(37歳)が、11月2日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。介護バイト歴8年の経験から、“介護現場のリアル”を語った。

番組はこの日、政府が介護職の賃上げを盛り込んだ経済対策を閣議決定したニュースをピックアップ。これが待遇改善につながるのかを考えた。

8年ほど介護のアルバイトをしていたりんたろー。は「介護の現場は本当に人が足りていない。“やりがい搾取”のような現状になっていて、それを変えなきゃいけない」と切り出し、「例えば職員に対してセクハラする入居者がいたとしたら、男性職員に担当変更したいが、人手不足でそれが叶わない。女性の利用者が『男性職員にお風呂の介助をされるのはイヤ』と希望しても、『ごめんなさい。人が足りていなくて、僕がやるしかないんです』とお願いするパターンもある」と介護現場の実態を明かした。

また、働く中での辛い経験として「認知症の方は、症状が出てしまうと普段の様子からは考えられないような言葉を発する。最初は『さっきまでは優しかったのに、なんでそんなことを言うんだろう』とショックを受けていた」と告白した上で、「業務を続けるうちに、『いちいちダメージを喰らっていたらキリがない』と考えるようになった」と話した。

相方の兼近大樹は「義務教育で介護現場に触れる機会を作るべきでは? 家族の介護問題に直面する人は多いし、介護を経験したことない人が想像で考えすぎてしまい、問題に直面している人に対して外から意見してしまうのではないか」と持論を展開。

りんたろー。も「介護現場の実態とはかけ離れている議論が巻き起こることがある。現場と世の中、そして政府とも温度差があると感じる」とコメントした。

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