サム・ニール、がん闘病後「死ぬのは怖くないけど、やりたいことあるからイライラ」

2023/10/23 06:55 Written by Narinari.com編集部

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俳優のサム・ニール(76歳)は、ステージ3のがんとの闘病後、死ぬことにもはや恐怖がないそうだ。一方で、まだやりたいことがたくさんあるため、死は「非常に苛立たしいもの」としている。

「ジュラシック・パーク」シリーズでアラン・グラント博士を演じたことで知られるサムは、血液がんの一種である非ホジキンリンパ腫と診断された後、現在は寛解状態にあるという。実験的な新薬を服用し、この新薬が病気を食い止めるのに効いており、12か月間寛解状態にあるものの、医師から、いつかは薬が効かなくなると言われているそうだ。

この状態が永遠に続くわけではないことを「覚悟している」というサム。ニュース番組「オーストラリアン・ストーリー」にこう語った。

「私は死ぬことを恐れているわけではない。心配はしていないよ。最初から心配したことはないんだ。ただまだやりたいことがあるからイライラする。死ぬのはとてもイライラするんだ。でも、怖くはない」

診断後、サムは化学療法を開始したが、3か月で効かなくなり、珍しい抗がん剤に治療を切り替えた後、1年間ガンが寛解しているものの、まだ2週間ごとに点滴が必要であるという。サムはこう続けた。

「罹患したことは知っているけど、でもあまり興味はないんだ。コントロールできないなら、巻き込まれないことだ。覚悟はできているよ」

診断後に執筆を開始した著書「ディド・アイ・エヴァ―・テル・ユー・ディス」の中で、がん闘病のニュースを初めて明かしたサムは、同書の発売後、スカイ・ニュースにこう語っていた。

「化学療法を受けていた時に書いた回顧録であるこの本のリリースで、がんのことが明らかになった。でも今はまったく元気だよ。だから少し腹立たしかったのは、そのストーリーが『がん、がん、がん、がん』という感じだったことで、本当はもう半分のストーリーは『寛解、寛解、寛解』だった。そして私はまったく元気なんだ」

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