“アゴまね”などで知られるお笑い芸人・HEY！たくちゃん（42歳）が、9月24日に放送されたニュース番組「ABEMA的ニュースショー」（ABEMA）に出演。渋谷センター街のビル火災により、自身が店主を務めるラーメン店「鬼そば 藤谷」が被害を受け、「気持ちが折れてる」と辛い胸の内を語った。

番組はこの日、9月22日にJR渋谷駅近くの繁華街で起きたビル火災の話題をピックアップ。火元となった店があるビルの最上階には、HEY！たくちゃんが店主を務めるラーメン店が入居しており、今回、番組は特別に店内を見せてもらうことに。

HEY！たくちゃんは「電気の配線が燃えてしまって、電気がつかない。そのほかにも、ダクトが燃えて、電球や火災報知器も爆発して落ちてきてしまっている」と被害状況を説明。また、「天井がボコボコ言い出して、店の奥を見たら火が立ち込めていた」と、火災発生当時を振り返った上で、「まもなく店が12周年を迎える予定だったが、営業再開の目処が立たない。自分の積み上げてきたものが全部燃えていったように感じてしまい、もうダメなのかな？ と思ってしまった。正直に言うと、気持ちが折れてしまってる」と胸の内を吐露。

それでも「1番大切なのは従業員。彼らの積み重ねが途絶えないように、僕は気持ちを強く持たないとダメ。ラーメンを作れる環境になんとか戻したい」と力強く語った。

今回、現場を見たテレビ朝日の田中萌アナは「火元である1階とダクトの中だけで火災が発生したので、パッと見た感じでは店内が燃えた印象は受けないが、天井やダクトが焼けてしまっているので、復旧に数か月要すると聞いた。たくちゃんさんの中で従業員を守りたい思いと、火災被害に遭ったつらい思いが交錯しているように感じた」と報告。

実際にこのラーメン店を訪れたことがある千原ジュニアは「改めて、火事は怖い」とした上で、「あれほどの密集地の中、他に被害が出なくて良かったという思いもある」と話した。