俳優・大和田獏（72歳）が、9月4日に放送されたトーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系）に出演。妻で女優の岡江久美子さんの死から、元気になるきっかけとなったことについて語った。

番組のゲストに大和田が出演。妻の岡江さんは、2020年4月に新型コロナウイルスによる肺炎のために亡くなった。大和田は「太陽のような人でした。もう3年半近く経っちゃったんですけど、まだ、なんか納得いってないというか。突然でしたからね」と話し、岡江さんとの別れについて語るのは今回が初めてで、「なかなか話す気持ちになれないっていうのが正直な気持ちで。まあ徹子さんの前なら話せるかなということで」と語る。

大和田は「深い穴がポンと開いてしまったような感じで、もう、それはどうやっても埋めようがないなというふうに、もう、今は思ってまして。うん。まあ、ただ、あの最初の…何か月っていうか1年近くですかね、本当に　よく覚えてないんです。自分がどんな気持ちで、どんなふうに乗り越えようとしたのかみたいなのは。ただ、やっぱり支えになってくれたのは、娘、孫をはじめ家族、それから友人なんですけど。特に岡江の友人の方々がもちろん悲しんでくれて。あの人は本当に友だちが多い人でしたから。仕事仲間、それから旅仲間、飲み友だち。本当にたくさんの友だちがいて、その人たちが本当に気にかけてくださって。それで、やっぱり『ああ、こんなにあの人は愛されてたんだな』と思って。で、ああ、アカン。その分僕も頑張らなきゃいけないなというふうに、皆さんに心配をかけちゃいけないと思ってなんとか乗り越えてこれたかなって気はしてます」と心情を語った。

黒柳徹子から食事についての話を振られると、もともと共働きだったため、大和田は料理を作ることも好きだったが、岡江さんが亡くなった後は一気に痩せてしまったという。娘の大和田美帆から「ご飯食べた？」と連絡があり、作った料理の写真を送っていると、「せっかくだから誰かに褒めてもらいなよ。インスタグラムっていうのがあるから。それに載せなよ。やり方教えてあげるから」と言われてから、インスタグラムに料理の写真を載せるようになったという。　　

大和田は「つまんない料理ですけど、作って（インスタグラムに）出すと、『いいね』が来るんですよ。あっ、こんなに（いいねが）来た、みたいなのが。それがちょっと励みというか、楽しみになって」と語った。