TBSの安住紳一郎アナ（50歳）が、8月30日に放送された情報番組「THE TIME,」（TBS系）に出演。ジャニー喜多川氏の性加害に関する問題で「マスメディアの沈黙」という点について「報道機関とエンタメ部門を兼ねているというところがありまして、自然に任せると確かにこういった問題を指摘できなくなる構造的な問題もあるかもしれません」と語った。

8月29日に、ジャニーズ事務所が設置した外部の専門家による再発防止特別チームが調査結果を公表。安住アナが報告書の53ページに「マスメディアの沈黙」という項目があったと切り出し、「テレビ局をはじめとするマスメディア側としても、ジャニーズ事務所が日本でトップのエンターテインメント企業であり、ジャニー氏の性加害を取り上げて報道すると、ジャニーズ事務所のアイドルタレントを自社のテレビ番組等に出演させたり、雑誌に掲載したりできなくなるのではないかといった危惧から、ジャニー氏の性加害を取り上げて報道するのを控えていた状況があったのではないかと考えられ」と該当部分を読み上げた。

安住アナは「世界でもこういう問題、数々あるんですけれども、メディア、というのは報道機関とエンタメ部門を兼ねているというところがありまして、自然に任せると確かにこういった問題を指摘できなくなる構造的な問題もあるかもしれません」と語った。