お笑いコンビ・フルーツポンチの村上健志（42歳）が、8月1日に放送されたトーク番組「芸人だってツライよ！トラブっちゃった座談会 オープンキャンパス」（BSよしもと）に出演。SNSに投稿した食事動画に「よく噛んで」と助言してくる人にムカつく理由を熱弁した。

本当は望んでいないのにも関わらず、トラブルを起こしてしまいがちな芸人たちのエピソードを、座談会形式で披露していく特番の第2弾。今回はコロコロチキチキペッパーズ・ナダル、フルーツポンチ・村上健志、鬼越トマホーク・坂井良多、蛙亭・イワクラが登場した。

「これって私が悪いですか！？」のトークテーマの中で、村上は「アドバイスお断り」と書いたフリップを見せ、「アドバイスは良いこととされてると思うんですよ。だけど、僕、（アドバイスされるのが）すごい嫌いで」と切り出す。

村上は「関係性ある人はわかりますけど、頼んでもないのにしてくる人いるじゃないですか。特にSNSとかに、食べてる動画とかを普通に載せると、別に何もないんですよ？ なにか日常のことを載せてるだけで、ちょっと食べてるのを載せてたんですよ。そしたらコメントとかで『よく噛んでください』」と話し、番組MCのパンサー・向井慧は「それもダメ？（笑）」とビックリ。

しかし村上は「すっごいムカついてて。えっ？ よく噛んだほうが良いことを、オレが知らないと思ってるのかなぁ。そんなこと言ってもらえなくても、よく噛んだほうが良いと知ってて噛めてないわけですよ。それは親に昔『勉強しなさい』って言われてるようなものなんで。でも言ったほうはきっと『良いこと言ってあげた』って思ってるだろうけど、だからこそオレも『そういうこと言わないでください』って言えないんですよ。相手は良いこと言ったときっと思ってるから。ムカついたって言わないけど、むちゃくちゃムカつくんすよ」とホンネを語る。

そして「『よく噛んだほうが良い』って言ってきてるけど、オレ、42年間、よく噛まずに普通に健康ですし」と続けると、向井は「ん〜でもこの先？ 先のこと考えてくれてるかもしれない。いまはまだ健康かもしれないけど、そんな食生活続けてると、もしかしたら今後ね、一気に不健康になるかもしれない」とフォロー。

しかし、村上は向井の言葉を遮るように「いいえ。いいえ。オレはね。アドバイスするほうが考えて欲しいのよ。（SNSを）見ていただいてありがたいですよ？ けど、普通に考えて、普通のSNSのコメントで、オレが発信もしてない『よく噛んで』を言ってオレが直すわけないじゃない。その言葉で。何のためのアドバイスなの？ アドバイスって相手が向上するために言うのがアドバイスなんですよ。だから言うほうは相手がそれでムカついても仕方ないんです。それでも直して欲しいことを言うべきなんです。アドバイスって」と続け、「もともと悪口は嫌じゃん。けどアドバイスのほうがちょっと、よりムカつくというか」と、悪口よりもイラつくと語る。

向井は「でもその中に、たまにハッとする意見ってないですか？ 言われてみたら確かに（みたいなものが）」と質問。村上は「いや、もちろん正しいことなんていっぱいありますよ。正しい助言はたくさんあるんですけど、ただ、もうオレはムカつくから、正しさ伝わらないんだから、する意味ないじゃんって思うんですよ。なんで分からないの？ あなたがしたいだけじゃんって思うの。お金をください！アドバイスしたいなら、するほうがお金払ってください！自分がしたいアドバイスして、感謝までされたいって贅沢すぎない？」とまで言ったものの、コメントを書き込む人がそういったつもりではないとも思うため、村上は「思わないようにしてる。頑張って言わないようにしてる。アドバイスしてくんなよって言わないようにしてる」とのこと。

そして「いまはSNSって言葉でブロックできたりするじゃないですか。だから『よく噛んで』『よく噛んでください』『噛んでください』とか全部NGワードにしてる」と明かし、スタジオの面々を驚かせた。